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ヨーロッパ中南部にある国。正式国名はスイス連邦。国名は建国時の原初3地域のひとつ「シュビーツ」に由来する。面積は4万1285km²。人口は758万1520人(2008年推計)。最大の都市はチューリヒ、首都はベルン。
スイスはヨーロッパでもっとも山地の多い国のひとつで、国土の70%以上が、アルプスやジュラ山脈で占められている。スイスアルプスはヨーロッパで最大の山系で、切りたった連峰とけわしい谷で知られている。アルプスにはいくつかの山脈がふくまれ、そのうちのひとつペンニネアルプスにスイスの最高峰モンテローザ山(ドゥフルスピッツェ山。4634m)がある。ジュラ山脈はスキーのクロスカントリーで人気がある。有名な時計製造工業はジュラ山脈の地域ではじまった。 アルプスとジュラの2つの山脈の間には平均標高395m、幅50kmほどのミッテルラントとよばれる中央台地が南西端のレマン湖から北東端のボーデン湖にまで広がっている。また両山脈の間には長い谷がのび、けわしい横谷がながれこんでいる。そのひとつが南東部にあるイン川にそったエンガディン谷である。どの谷にも細流が鋭角にながれこみ、途中にうつくしい滝ができている所もある。ベルン・カントンにある落差290mのシュタウプバハの滝はよく知られている。 おもな水系はライン川とその支流で、ほかにローヌ川、ティチーノ川、イン川などの河川がある。スイスはアルプス地方の多くのうつくしい湖で有名だが、おもな湖はレマン湖、ボーデン湖、ルガーノ湖、国内最低地点の海抜194mにあるマッジョーレ湖で、いずれも国境線にまたがっている。そのほかヌシャテル湖、ルツェルン湖、チューリヒ湖、ブリエンツ湖、トゥーン湖もうつくしい湖として知られる。
中央台地や低い谷の地域はどこも温和な気候で、年平均気温は約10°Cである。気温は高度が300mあがるごとに約2°Cさがる。降水量も標高によってかなり変化する。中央台地や低い谷の地域では降水量は年間約910mm。高地では冬の降雪のため降水量が多く、2700m以上の山頂のほとんどは、一年じゅう雪でおおわれている。高い地点では大きな氷河がみられ、とくにペンニネアルプス、ベルナーアルプスに多い。冬の間は「ビーズ」という冷たい北風がふく。その他の季節には「フェーン」という暖かい乾燥した南東風がよくふく(→ フェーン現象)。
スイスのもっとも重要な天然資源は水である。鉱物資源では数少ないが、花崗岩、石灰岩、建築石材、岩塩のほか、近年、鉄やマンガンの鉱床もみつかっている。土壌が多孔岩石質である所が多いので、農業は一部でしかおこなわれていない。
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