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  • 三角関数 - Wikipedia

    三角比は平面 三角法 に用いられ、巨大なものの大きさや遠方までの距離を計算する際の便利な道具となる。 ... タンジェント)と呼び、これらを総称して 三角関数 と呼ぶ。さらにその逆数、

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    また、秒の小数部分については、42.14''のかわりに42''.14と書くこともある。 三角法や三角関数では、角度をあらわすのにギリシャ文字θ(シータ)がよくつかわれる。角θをラジアンの単位(弧度法)であらわしてあれば、弧の長さ s は、公式 s = r θ(r は円の半径)でもとめ ...

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三角法と三角関数

三角法と三角関数 さんかくほうとさんかくかんすう Trigonometry and Trigonometric Function
百科事典項目
項目構成
3

三角関数の公式

三角関数について、次のような公式がなりたつ。

ここで、θやφはどんな角でもよい。

どんな角θに対するsin θやcos θでも、公式Vをくりかえしつかえば、0°から90°までの正弦(sin)と余弦(cos)であらわせる。また、公式Iと公式IIをつかうと、tan θ、cot θ、sec θ、cosec θの値はすべて、sin θとcos θの値からもとめられる。したがって、三角関数の値をもとめるためには、0°から90°までの角θについてsin θとcos θの値の表があればよい。三角関数表とよばれる数表には、ふつうこれがのっている。

三角関数の値の変化は、図「三角関数のグラフ」であらわされている。この曲線をみると、三角関数は明らかに周期関数であることがわかる。つまり、一定の間隔(周期)をおいて、関数の値はまったく同じ変化をくりかえす。正弦(sin)、余弦(cos)、正割(sec)、余割(cosec)の各三角関数の周期は360°、または2pラジアンであり、正接関数(tan)と余接関数(cot)の周期は180°、またはpラジアンである。

三角関数について成立するいろいろな関係式が、これらの基本的な公式からみちびかれ、三角法の研究や応用にもちいられる。

4

三角関数の逆関数

「θの正弦の値はyである」(y = sin θ)というとき、同じことを逆に「正弦の値がyであるような角はθである」といいあらわすことができる。yによって角θがきまると考えるのである。つまり、逆にθをyの関数と考えることができるわけで、これを逆正弦関数とよぶ。逆正弦関数は、記号θ = arcsin yまたはθ = sin-1yであらわす。逆正弦関数は、正弦関数の逆関数である。ほかの三角関数についても同様にして、arccos y, arctan y, arccot y, arcsec y, arccosec yという逆三角関数が定義できる。

ただし、同じ三角関数の値をとる角は1つだけとはかぎらない。y = sin θ、またはθ = arcsin yについて、yの1つの値に対応するθの値は無数にある。たとえば、sin30° = sin150° = sin(30° + 360°) = sin(150° + 360°)= ... = y である。つまり、θ = arcsin y に対して、θ = 30° + 360° × nまたはθ = 150° + 360° × n である。nはどんな整数でもいい。

そこで、yに対する逆正弦関数の値θがただ1つきまるようにするため、θを-90°から90°までの範囲にかぎり、arcsinのかわりにArcsinという記号をつかって、θ = Arcsin yとあらわす。このθを、逆正弦関数の主値という。たとえば、30° = Arcsin 1/2である。ほかの逆三角関数についても、同様にただ1つの値(主値)がきまるように、θがとる値の範囲を

とし、それぞれ記号で、Arccos y , Arctan y , Arccot y ,Arcsec y , Arccosec yとあらわす。

5

三角形

三角法は実用的には、直接にははかれないような距離をもとめたりするのにつかわれる。もとめる距離を1辺の長さとするような三角形を考え、その三角形の他の辺や角を測定すれば、次の公式をつかって問題を解くことができる。

三角形の3つの角の大きさをA, B, C、それらの角の対辺の長さをそれぞれa, b, cであらわすと、次の式が成立する。

余弦定理と正接定理については、A, B, Ca, b, cの記号を適当にいれかえると、別のかたちの式がえられる。たとえば、

b² = c² + a² - 2ac cosB

である。

上の3つの定理をつかうと、さまざまな問題を解くことができる。つまり、三角形の1辺とその両端の角、2辺とそれにはさまれる角、2辺とそれにむかいあう角の一方、この3つのどれかがわかれば、残りの辺の長さや角の大きさを決定することができる。

III

球面三角法

球面三角法は、球面上の3つの大円ので囲まれた球面上の図形である球面三角形(三角形)についてあつかい、おもに航法や測地法や天文学などに応用される。平面上の三角形と同様に、球面三角形も、3つの辺abcと3つの頂点の角ABCの6個の要素をもつ。球面上の大円の弧の長さは中心角ではかられるから、球面三角形の3辺は長さのかわりに角度としてあつかってもよい。三角形の6つの要素のうち、いずれかの3要素があたえられたとき、要素どうしの間になりたつ関係式をつかって残りの要素をもとめ、三角形をきめることができる。このことを、三角形を解くという。

平面上の直角三角形と同様に、直角球面三角形(象限弧球面三角形ともいう)では、2つの要素だけですべてきまってしまう。たとえば、C = 90°の球面直角三角形でcAがあたえられたとき、他の要素は、次の公式でもとめられる。

sin a = sin c · sin A



tan b = tan c · cos A



cot B = cos c · tan A

別の2つの要素があたえられた場合にも、ネーピアの円形法則(円分法則)によって、公式がすぐにえられる。これは、abAの余角(90°- A)、cの余角(90°- c)、Bの余角(90°- B)の5つを円形にならべて考えるもので、どの要素についても、残りの4つを隣接する2つと向こう側の2つにわけることで、簡単な公式がえられる。つまり、どの要素の正弦の値も、それと隣接する2要素の正接の値の積と等しく、また向こう側2つの要素の余弦の値の積に等しい。たとえば、

sin(90°- c) = tan(90°- A) · tan(90°- B)



= cosA · cosB

一般の球面三角形では、簡単な規則はないが、それぞれの場合に応じた公式がある。

たとえば、球面三角形ABCにおいて、abAがあたえられたとき、残りの要素をもとめる公式は、

である。

平面上の三角形と同様に球面三角形でも、3つの要素をまったく任意にあたえると、三角形の条件をみたさないこともあり、また三角形が1通りにはきまらないこともある。特別な場合には、その扱いはひじょうにやっかいである。というのは、すべての直線(球面上では大円が直線にあたる)は他の直線とかならず2点でまじわるので、より多くの場合を考えなければならないからである。球面多角形については、対角線をひいていくつかの球面三角形にわけ、それぞれの三角形の3つの要素があたえられたり、計算できたりすれば、球面多角形のすべての要素がもとめられる。

球面三角法は、立体投影法の理論や測地学でひじょうに重要である。また、天文学の計算の基礎にもなっている。いわゆる天文三角形を解くことにより、観測地点の緯度・経度や観測時刻、星の位置などをもとめることができる。

IV

歴史

1

古代の三角法

三角法の歴史は、エジプトやバビロニアや中国の古い数学にさかのぼる。バビロニアでは、60進法をつかって、角度を度・分・秒ではかることがおこなわれた。紀元前2世紀、ギリシャの天文学者ヒッパルコスが、三角形をしらべるため、三角関数の表をつくり、三角法の創始者といわれている。彼がつくったのは、ある半径rの円について、7.5°刻みで180°まで、それぞれの角に対する弦の長さをしめした表で、正弦関数表に相当する。300年後の天文学者プトレマイオスは、ヘレニズム時代のギリシャ人がバビロニアの60進法をもちいていたこともあって、r = 60とした表をつくった(数学)。

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