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長方形の競技場で、2つのチームがボールを相手のゴールにいれることをきそうスポーツ。ボールはおもに足であつかい、ゴールキーパーのみが手をつかうことがゆるされている。サッカーに必要なのは広いスペースとボールだけである。そのため、正式なゴールもラインもない空き地で、まるめたぼろきれや新聞紙をボール代わりにして気軽にゲームに興じるはだしのプレーヤーの姿を、世界じゅうでみることができる。サッカーは、老若男女を問わず、だれにでもできる世界でもっとも人気のあるスポーツで、愛好者の数は数百万人にのぼる。人気の秘密は、数あるスポーツの中でも、手軽にできるという点で群をぬいていることにある。 正式名称はアソシエーション・フットボールassociation footballという。その略語assocがくずれて、サッカーsoccerという言葉ができた。
国際的な統轄団体である国際サッカー連盟(FIFA:1904年設立)によって、国際的なルールがさだめられている。サッカーのルールは、以前よりも意図的に単純化されており、その運用については主審に大きな裁量があたえられている。 サッカーは、それぞれ11人からなる2つのチームによっておこなわれる。競技場の大きさは国際試合では縦100~110m、横64~75mとされ、ワールドカップおよびオリンピックでは105 × 68mと規定されている。競技場の両端に設置するゴールは、2.44mのゴールポスト2本を7.32mの間隔で垂直にたて、そのうえにクロスバーをわたしたものとする。競技時間は通常、前・後半45分ずつ。 主審が試合の全体を監督し、2人の副審がタッチライン沿いにうごいて主審を補佐する。選手は手以外をつかってボールを相手ゴールにいれ、ゴール数の多いチームが勝者となる。引き分けの場合は延長戦がおこなわれることもある。延長戦がおわっても同点で、かつトーナメントなどで勝敗を決する必要がある場合は、ペナルティマークからのキックがおこなわれる(PK方式)。これは、両チームの選手が交代で、相手キーパーのまもるゴールをめがけて11mの距離からボールをけり、ゴールに入った数で勝敗をきめる。
ボールは中空の球状で、外側にはふつう皮革をもちい、外周は68~71cm、重さは396~453gのものとされている。選手はジャージまたはシャツ、ショーツ、ストッキング、すね当て、および靴を着用し、チームで色を統一する。ゴールキーパーは他の選手および主審と区別のつく、ことなった色の服装を着用する。また、ボールを手であつかうため、特殊なグローブを着用する。ほかの選手に危害をおよぼすおそれのあるものは、いっさい身につけてはならない。
ゲームはセンタースポットからのキックオフで開始されるが、このとき選手は競技場の自陣側にいなければならない。試合開始以降は、ボールとプレーヤーはたえず移動しつづける。ボールを支配しているチーム(攻撃側のチーム)はドリブルやパスでボールを前方にはこぼうとする。守備側のチームはパスをインターセプト(途中でカット)したり、タックルをかけて相手からボールをうばう。 相手をける、おさえつける、足をかけてころばせるなどの行為は禁じられている。これに違反したり、ゴールキーパー以外の選手が手や腕でボールをあつかった場合は、違反のおきた地点で相手側に「直接フリーキック」があたえられる。このキックが直接ゴールに入れば得点がみとめられる。守備側の選手が自陣のペナルティエリア(ゴールの前にある縦16.5m、横約40mのエリア)内で上記の違反をおかした場合、主審は相手チームにペナルティキック(PK)をあたえる。ペナルティキックはゴールから11mはなれたところにあるペナルティマークからける。これをふせいでよいのはゴールキーパーのみ。ペナルティキックは得点につながる可能性がきわめて高い。 オブストラクション(ボールをプレーする意志なしに、相手のプレーを意図的に妨害したとき)のような軽微な違反に対しては、違反がおきた地点で相手側に「間接フリーキック」があたえられる。この場合は、フリーキックしたボールが直接ゴールに入っても得点にはならない。 主審は悪質な違反をおかした選手に対し、警告をあたえたり退場を命じることができる。主審は2色のカードを携帯し、警告の場合はイエローカードを、退場の場合はレッドカードをしめす。退場選手を交代要員でおぎなうことはできない。 副審はボールがタッチラインやゴールラインの外に出たことを旗で合図する。その場合、ボールはラインの外に出した選手の相手チームにわたされる。ボールがタッチランの外に出た場合は、タッチラインの外側からのスローインによってプレーを再開する。ボールがゴールラインの外に出た場合は、ゴールキックまたはコーナーキックでプレーを再開する。最後にボールにふれたのが攻撃側の選手であればゴールキック、守備側の選手であればコーナーキックとなる。オフサイドの判定は副審と主審がくだす。選手は、後方にいる味方からパスをうけるとき、自分より前方(相手のゴールライン寄り)に相手側の選手が2人以上いなければ、オフサイドを宣告される。ただし、スローインのボールをうける場合、もしくはキーパーをのぞく相手チーム全員が自陣側ハーフにいる場合は、オフサイドとはならない。オフサイドに対しては、相手チームに間接フリーキックがあたえられる。 FIFAの規定では、前・後半ともそれぞれ終了まで時計はとめないことになっており、タイムアウトはない。主審はタイムキーパーをかね、負傷者の手当てや選手の故意の遅延行為によるロスタイムを延長する権限をもつ。
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