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中華人民共和国シャンシー省(陝西省)中部にある同省の省都。黄河最大の支流ウェイ河(渭河)の南岸に開けた古都であるとともに、中国西北地区の政治、経済、文化の中心地である。面積は9983km²(市区は1964km²)。人口は695万人(市区は400万人。2001年)。
飛行機、鉄道車両、電気機械、時計、ミシン、家電、繊維製品、化学製品などの工業が発達する。周辺の農村では、コムギを中心とする畑作農業のほか、養豚などの畜産業も盛んである。交通の要衝にあたり、西北地区最大の商業地であるばかりではなく、観光都市としても重要な地位を占める。
かつて長安とよばれたこの街は、前1134年にはじめて西周(→ 周)が都とさだめて以来、11王朝の都として1000年以上も栄華をきわめた古い歴史をもっている。それだけに秦の始皇帝の兵馬俑(へいばよう)、半坡遺跡など200カ所の重点文物をはじめ多くの史跡がのこされ、ユネスコによって「世界歴史都市」に指定されている。玄奘ゆかりの大雁塔、おもに唐代の名石碑をあつめた西安碑林、楊貴妃が湯あみをしたといわれる華清池、阿倍仲麻呂記念碑など、観光名所にもこと欠かない。 また西安は、中国国内では教育文化都市として有名で、西安交通大学や西北大学をはじめとする31の大学、400余の研究機関が設置されている。地方劇である秦劇、チャン・イーモウ(張芸謀)らの斬新(ざんしん)な作品で注目をあつめている西安映画製作所、戸県の素朴な農民画に代表される美術活動など、いわゆる西北文化の中心地として知られる。
周王朝から唐代まで歴代王朝の国都がおかれ、なかでも唐代にシルクロードの東の起点であった長安は、人口100万人の国際都市としてさかえた。日本をはじめ各国の商人、留学生、僧など数千人がすんでいたという。1949年市制がしかれ、84年日本の政令指定都市のような権限をあたえられる計画単列都市に指定された。外国との活発な交流をすすめる西安は、新しい国際都市の様相をみせている。奈良市、京都市と友好関係をむすんでいる。
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