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その名のとおり、もっぱらアリを食べるよう進化したアリクイ科の4種の哺乳類。メキシコ、中央アメリカ、南アメリカに生息する。長い頭部、管状の口、長い舌が特徴で、歯はない。歯がないことから貧歯類とよばれる。
もっとも大型のオオアリクイは、全長が2mをこえ、体重39kgに達するものがあり、森林や沼地、草原にすむ。人間がいない地域にすむものは昼行性、人口密度の高い地域にすむものは夜行性になっている。 体は灰色のあらい毛でおおわれ、両肩には白い縁取りのある黒い縞(しま)がある。尾は長く、ふさふさとしている。前肢には長い鉤爪(かぎづめ)があり、この爪をつかってシロアリの塚をこわしたり、身をまもったりする。しかし、あるくには長すぎるので内側におりこみ、指関節であるく。食べるときは、小さな口先から長い舌をすばやく出し入れして、ねばねばした舌でシロアリやアリなどの昆虫をなめとる。
もっとも小型のヒメアリクイは、全長32~52cm。金茶色の毛でおおわれ、上顎(あご)と下顎は短いチューブ状にカーブしている。シロアリなどの昆虫を食べ、おもに木の上でくらし、尾で物をつかむことができる。コアリクイにはキタコアリクイとミナミコアリクイの2種いるが、いずれもイエネコほどの大きさで、体は黄褐色から黒色の短くあらい毛でおおわれ、通常は体と首に黒い縞がはいっている。コアリクイも木の上でくらしているが、地上にも始終おりてくる。ヒメアリクイもコアリクイも基本的に夜行性で、前肢の鉤爪が長いため、足の側面であるく。 ヒメアリクイもコアリクイも単独行動をとり、繁殖力は低い。メスは1回の出産で1頭の子をうみ、背中にのせてそだてる。オオアリクイの場合はこの状態で1年近く子をそだてる。
系統はことなるが、同じようにアリを食べるために俗に「アリクイ」とよばれる哺乳類に、ツチブタ、ハリモグラ、センザンコウ、フクロアリクイ(有袋類)がいる。 分類:哺乳綱アリクイ目(貧歯目)アリクイ科。オオアリクイの学名はMyrmecophaga tridactyla。ヒメアリクイはCyclopes didactylus。コアリクイ2種は、ミナミコアリクイTamandua tetradactylaとキタコアリクイTamandua mexicana。
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