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ギリシャ

ギリシャ Greece
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項目構成
I

プロローグ

ヨーロッパ南東部の共和国で、バルカン半島最南部の地域と多数の島からなる。正式国名はギリシャ共和国。古代ギリシャ語ではヘラス、現代ギリシャ語ではエラスという。ギリシャという名称は、ラテン語のグラエキアに由来する。総面積は13万1957km²で、その5分の1をエーゲ海イオニア海の島々が占める。人口は1070万6290人(2007年推計)。首都はアテネで、同国最大の都市。

ギリシャ本土は、北部のトラキアマケドニア、中部のエピルスとテッサリア、中央部の中央エラス、南部のコリント地峡で本土とつながっているペロポネソス半島といった地域からなる。本土のほか、エボイア島クレタ島キクラデス諸島スポラデス諸島イオニア諸島タソス島などの島もギリシャ領である。

II

国土と資源

自然の景観で名高いギリシャの国土は山がちで起伏がはげしく、海岸線はいりくんでいて岬や入り江が多い。小国ながら地形は変化にとんでいる。山がちな中西部、乾燥し日当たりのよい平原と低い山々がつらなる北東部、古代ギリシャがさかえた中央部と本土の南東にある半島、南西部を占めるペロポネソス半島、そしてエーゲ海の島々などである。

中西部はピンドス山脈が南北にはしる山岳地帯で、国内でもっとも起伏にとむ隔絶された地域であり、人はほとんど居住していない。最高峰のオリンポス山(2917m)は古代には神々のすみかとされていた。アッティカとよばれる東南端は山々の稜線(りょうせん)により、渓谷と平地に分割されている。中部のテッサリアは山々にかこまれた肥沃(ひよく)な平野である。北部のマケドニアにも大きな平野が広がる。その東方のトラキアは、山、渓谷、沿岸部の平野など多彩な地形からなる。

本土の沿岸部は浅瀬で、海岸線が複雑だが良港にめぐまれず、サロニコス湾が最良の投錨地(とうびょうち)となる。とくにアテネ近郊のピレウスは天然の良港として知られる。エーゲ海の島々は一般に高度が高く起伏にとみ、岩だらけで乾燥しているため、経済活動は制限される。しかし、すぐれた景観と歴史的遺跡にめぐまれ、観光地として名高い。また戦略上、重要である。

1

気候

おおむね地中海性気候に属し、低地では夏は暑く乾燥し、冬は雨が多い。山地は寒く、夏の間は雨が多い。低地で霜や雪はまれだが、山地は冬の間、雪におおわれる。降水量は地域差が大きい。アテネでの年平均気温は約18°Cで、もっとも寒い1月の平均気温は約10°C、もっとも暑い7月の平均気温は約28°Cである。

2

植生と動物

植物の種類は多岐にわたっている。標高が約500mまでの地域ではオレンジ、オリーブ、ナツメヤシ、タバコなどが生育する。標高約100~500mの間の地域では、落葉樹と常緑樹の森林やチューリップ、ヒヤシンス、ゲッケイジュがみられる。アネモネなどの野生の花は約1200m以上の高地にそだち、標高約1500m以上になるとコケ植物地衣類しかみられない。

野生動物ではイノシシ、ヨーロッパクロクマ、オオヤマネコジャッカルシャモアなどの哺乳類(ほにゅうるい)が95種類(2000年)生息している。鳥類ではタカ、ペリカン、シラサギ、キジ、ヤマウズラなど251種がいる。

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