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項目構成
耕地は国土の29.2%(2005年推計)にすぎない。残りの大半は不毛な山岳地域となる。ほとんどの地域の土壌は岩石質で、乾燥しているが、地中海性の肥沃な赤土など多様な土壌の小さな渓谷が散在する。石灰岩質の山からは良質な大理石を産出する。古代には豊富だったと思われる森林は、大部分が伐採されており、伐採による土地浸食が再緑化を困難にしている。 経済価値の高い天然資源にさほどめぐまれず、開発のすすんでいない鉱物資源も多いが、石油と天然ガスはエーゲ海のタソス島付近の海底に埋蔵され、ボーキサイト、褐炭、マグネサイト、鉄鉱石などは豊富である。周辺海域に多種の魚が生息するが、数が豊富な魚種はかぎられている。
住民の約98%はギリシャ人で、ほかに、トルコ人、アルバニア人、ブルガリア人、スラブ系、ルーマニアの方言を話すブラフ系などがすむ。
人口は1070万6290人(2007年推計)で、人口密度は82人/km²である。出生率はかつてヨーロッパでも高い国に分類されたが、最近では低下しており、2007年推計では年間の人口増加率は0.16%となった。 人口の61%(2005年推計)が都市部にあつまり、その大半はアテネ、中央マケドニアのテッサロニキの近郊やペロポネソス西部、ケルキラ島などの島に集中している。コリントスや、スパルタという古代に有名だった都市は、現在では小さな町にすぎない。
1987年に導入された再編成計画にしたがって、行政的に13の地方に分割され、地方はさらに県に細分化される。75年の憲法により、ギリシャ正教の修道士たちが中世以来の伝統をまもりつづけているアトス山(1536人、1991年)は自治区と認定された。 最大の都市は首都アテネで、人口は74万5514人(2001年)。アテネ近郊のピレウスは国内最大の港湾都市で、テッサロニキは織物産業で有名である。ほかに、ペロポネソス半島北部にある港湾都市パートレ(パトラス)、イラクリオンなどがある。
ほとんどがギリシャ正教会(東方正教会)の信徒である。イスラム教徒は1%あまり、ほかに、カトリック教徒、プロテスタント、ユダヤ教徒など。 公用語は、近代ギリシャ語の日常口語である民衆語(ディモティキ)。近代ギリシャ語では、民衆語とは別に、古典ギリシャ語をもとにしてつくられた純正語(カサレブサ)とよばれる文語体がある。純正語は、ギリシャが国民国家となってまもない1834年から公式の言語としてもちいられてきた。民衆語は、19世紀末から詩や小説でも盛んに使用されるようになったが、純正語派からしばしば抑圧された。1976年、国会決議で民衆語が純正語にかわって公用語となり、現在は、政府、新聞、教育機関でも民衆語が使用されている。
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