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視力のさまざまな障害をおぎなうためのものと、目を保護するためのものがある。
眼鏡の形は、現在よくつかわれているようなもののほかに、鼻眼鏡や、レンズだけを目のくぼみにおしこむ片眼鏡、字をよむためにつかう柄付き眼鏡などがある。一般的な形のものは、フレームが金属か合成樹脂でできており、レンズはプラスチック製のものが安全で軽いため、よくつかわれる。 レンズは用途によって種類があり、近視には凹レンズ、遠視や老眼には凸レンズ、乱視には円柱レンズをつかって視力を調整する。斜視を矯正するにはプリズムレンズというレンズをもちいる。また、近視と乱視がまじっているような場合は、レンズもそれぞれをくみあわせたものになる。老眼の場合、二焦点レンズにすると、遠くをみるときはレンズの上の部分、近くをみるときは下の部分をつかって、1枚のレンズで遠くと近くをみることができる。三焦点レンズは、二焦点レンズの真ん中の部分が遠くと近くの中間をみるようにつくられている。
目を保護する眼鏡で、もっともよくつかわれているのは太陽光線から目をまもる色付きのサングラスである。また、水中で目に水がはいってこないようなつくりの水中眼鏡もある。ほかに、仕事などで保護眼鏡が必要になる場合がある。たとえば、溶接の作業には、溶接用の光線で目を傷つける恐れがあるため、濃い色の眼鏡のついたマスクがもちいられ、工場では、火花や金属の細かい破片が目にはいらないようにつくられた眼鏡かゴーグルがつかわれる。
眼鏡をはじめてつかったのはだれか、ということについてはさまざまな説がある。10世紀には、中国ですでにつかわれていたとする説もあるが、1268年ごろ、イギリスの哲学者、ロジャー・ベーコンがはじめてつかったとする説が多い。イタリアでは、13世紀に眼鏡がつくられた。当時は老眼用だけで、15世紀になって活字が発明されると、眼鏡は急にひろくつかわれるようになった。 近視用の眼鏡が発明されたのは16世紀半ばで、1760年ころにはベンジャミン・フランクリンの考案で、彼自身のために遠近両用眼鏡がはじめてつくられた。乱視用の円柱レンズが普及するのは、19世紀末のことである。日本には、1551年(天文20)、フランシスコ・ザビエルがはじめて眼鏡をつたえたとされている。江戸時代にはひもを耳にかける形のものがつかわれた。
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