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  • 北アメリカ北西海岸先住民言語の緊急調査研究

    本研究課題の対象であるハイダ語スキドゲイト方言は,北米先住民諸言語の1つで,カナダのブリティッシュ・コロンビア州クィーン・シャーロット諸島に分布する言語である.その話者は,専ら70歳代以上の高齢者に限られ,この10年から20年の間に消滅して ...

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アメリカ先住民の諸言語

アメリカ先住民の諸言語 アメリカせんじゅうみんのしょげんご Native American Languages
百科事典項目
項目構成
I

プロローグ

北アメリカ、中央アメリカ、南アメリカの先住諸民族の言語。その正確な数はわからないが、概算では、メキシコ以北の地域で、約200の言語がまだ話されており、ヨーロッパ人との最初の接触のころには、300から400以上の言語が話されていたようである。中央アメリカでは、約350の言語が知られている。南アメリカは、言語学的にもっとも調査がおくれているが、今日約450の言語がもちいられている。

これらの言語の過去および現在の話し手の数については、おおよそのことしかわからないが、ヨーロッパ人が15~16世紀に南北アメリカに到来したとき、北アメリカには約150万人(現在約20万人)、中央アメリカには約500万人(現在約600万人)、南アメリカには1000万~2000万人(現在約1100万~1200万人)の話し手がいたと考えられている。

II

主要言語

現在北アメリカ地域で話し手の多い言語は、ナバホ語(約8万人)(ナバホ)、オジブワ語(約4万人)(オジブワ)、イヌピアック語別名イヌイット語(6万人以上)である。イヌピアック語のグリーンランド地方語が、イヌイットの民族語となっている。中央アメリカでは、ナワトル語(アステカ語)(アステカ)に100万人以上、種々のマヤ諸語(マヤ)に約200万人の話し手がいる。南アメリカでは、ケチュア語(ケチュア)が約900万人以上の話し手をもち、今日すべての先住民語の中でもっとも広くつかわれている言語である。グアラニー語は、先住民諸語の中で唯一、国家語、文章語となった言語で、多数の非先住民によっても話され、その340万人の話し手のうちヨーロッパ系パラグアイ人が大きな比率を占めている。アンデス高原では、アイマラ語(アイマラ)が約200万人、チリではアラウカノ語(アラウカノ)が約20万人の話し手をそれぞれもつ。

III

言語的借用関係

先住民語と植民地のヨーロッパ語とは、たがいに単語を借用しあった。先住民語は、オランダ語(アンティル諸島で)、英語スペイン語ポルトガル語ロシア語(アラスカで)、フランス語(カナダとルイジアナで)などから単語を借用し、反対に、多くのヨーロッパ語が先住民語から地名や動植物名をとりいれた。

たとえば、アレウト語から「アラスカ」、モヒガン語(アルゴンキン語族)(モヒガン)から「コネティカット」(「長い川」の意)、ダコタ語(またはスー語)から「ミネソタ」(「にごった水」の意)、ナワトル語から「メキシコ」「トマト」「チョコレート」など、アラワク語族(アラワク)のタイノ語から「タバコ」「ポテト」などの借用語がある。ラテンアメリカでは、スペイン語が、とりわけケチュア語、グアラニー語、ナワトル語に影響をあたえ、またそれらから影響をうけた。

IV

分類

先住民諸語についての言語学的作業の主要目的は、親族関係にもとづく分類であるが、資料が膨大なことと次々に言語が消滅していくため、ひじょうに困難な仕事である。1891年にジョン・パウエルが、表面的な類似にもとづいて北アメリカ地域に55の語族をたて、同じころ、ダニエル・ブリントンは南アメリカについて80の語族をみとめた。これらの分類を基礎に、1929年エドワード・サピアが、北アメリカの6つの大語族、中央アメリカの15の大語族を提案した。最近では、ジョゼフ・グリーンバーグなどが、先住民諸語は、エスキモー・アレウト、ナデネ、アメリンドの3つの語族に分類できるとの提案をしている。

V

言語的特徴

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