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南極半島

南極半島 なんきょくはんとう Antarctic Peninsula
百科事典項目

西経65~70度、南緯73~63度の間を南極大陸から北にのびる半島。半島の先端は南極大陸の最北点で、ドレーク海峡をへだてて南アメリカ大陸南端のホーン岬に対する。半島の東はウェッデル海に、西はベリングスハウゼン海に面し、西岸沖にアレクサンダー島、アデレード島、ビスコー諸島などの島がある。長さは約1300km、ほぼ全体が氷河におおわれているが、沿岸部には種子植物の自生している所もある。標高は約2000m。アンデス山脈からイギリス領のサウス・ジョージア島、サウスサンドウィッチ諸島をへて南極大陸につづく造山帯の一部をなし、中生代末期に形成された。

1820年に、アメリカ人のアザラシ猟師ナタニエル・パーマーおよび、イギリス海軍のエドワード・ブランズフィールドとアザラシ猟師ウィリアム・スミスの一行がそれぞれ南極半島の先端海域を航海して半島を「発見」した。以後アメリカはこの半島をパーマー半島、イギリスはグレアムランドとよんでいたが、1964年に呼称を統一し、半島全体を南極半島、半島の南緯69度以北をグレアムランド、以南をパーマーランドとした。イギリス、アルゼンチン、チリが領有を主張していたが、61年発効の南極条約により領有権は凍結されている。多くの国が半島あるいは周辺の島に観測基地をもうけている。

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