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牛、ヤギ、ヒツジと同じ科に属し、洞角(ほらづの)をもつ反芻動物の大きなグループ。レイヨウ(羚羊)ともいう。このグループはふつう長い四肢にスマートな体躯(たいく)をもち、はしるのがはやい。およそ150種で構成され、大半はアフリカに生息し、残りはアジアにすむ。 真のアンテロープは南北アメリカ大陸には生息していない。アメリカ合衆国に生息するもっとも近縁の動物は、シロイワヤギである。シロイワヤギは、ヤギとアンテロープの両方の特徴をあわせもつところからゴート・アンテロープとして知られるが、ニホンカモシカもこれに近い。
アンテロープの体の大きさはさまざまである。最小はローヤルアンテロープで、肩高は約25cmである。最大はジャイアントエランド(→ エランド)で、肩高は約1.8mにもなることがあり、体重は最高で約680kgになる。アフリカ産大型アンテロープのクーズーの螺旋状(らせんじょう)にねじれた角は、最長で約1.5mまでのびる。外見や習性はシカと似ているが、シカの枝角とちがって、アンテロープの角は空洞で枝分かれせず、ぬけかわることもない。 アンテロープは、体の大きさと、食物や生活の形態との間に関連性をもつことが知られている。たとえば、ディクディクなどの小型種は森林にくらし、消化がよく栄養価の高い木の芽や果実をおもに食べているが、量は少ない。一方、ヌーなどの大型種は草原にくらし、消化が悪く栄養価の低いイネ科の草を大量に食べているが、反芻することができる胃をもっている(→ 反芻動物)。トピやインパラ、ガゼルなどの中型種は、両者の中間的な傾向をしめしている。 アンテロープは動きが敏捷(びんしょう)で、中には時速100km近い俊足をもつ種もある。体色はあざやかな色が多く、種によっては、開けた平原、沼地、砂漠、あるいは森林に生息する。単独生活をする種もあるが、多くの種は群れで移動する。 分類:哺乳綱ウシ目(偶蹄目)ウシ科。
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