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項目構成
近代のオーケストラは17世紀初頭から18世紀半ばにかけて発展し、標準化された。オペラ史上最初の重要作であるモンテベルディの「オルフェオ」(1607)では、弦セクションを中心に管楽器が併用され、通奏低音による和声で各楽器群の響きが有機的にむすびつけられた。1600年代には、多くの王侯貴族が邸内でおこなうオペラ上演や演奏会のために私有のオーケストラをかかえるようになっていた。 第1、第2バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスという弦セクションの編成は、18世紀初めまでに確立された。一般的には、これに1対のオーボエかフルート(または、その両者)とファゴットがくわえられた。オーケストラを和声的にささえる通奏低音には、チェンバロ(教会音楽ではオルガン)、ハープ、リュートなどがもちいられた。 18世紀半ばにはクラリネットが開発されてオーケストラにくわわり、狩猟用の楽器だったホルンもオーケストラ楽器として定着し、響きを大きく豊かにした。トランペットとティンパニはかつては貴族の専有物で、オペラやカンタータの歌詞が王侯貴族に言及する場面でのみ使用されていたが、その後、かがやかしい音色をそえるためにトランペットがオーケストラにくわえられた。こうして18世紀末までには2管編成が標準化する。さらに、教会音楽と公共の式典音楽に古くからつかわれていたトロンボーンは、19世紀初めにオーケストラの正規のメンバーとしてみとめられるようになる。 18世紀後半、通奏低音がすたれて鍵盤楽器がオーケストラから姿をけした。同じころ、トルコの軍楽を模倣することが流行して、トライアングル、シンバル、大太鼓が導入された。チューバは比較的新しい楽器で、種々の金管楽器の技術的実験がおこなわれた結果、19世紀半ばすぎからオーケストラにくわえられていった。それまでは、セルパン(管側孔(指穴)のあるS字型の木製ホルン)やオフィクレイド(低音用有鍵ビューグル)が、のちにチューバがになう役割をはたしていた。 18世紀末まで、オーケストラの楽員数はふつう20~30人程度だった。それがベートーベンの時代になると、30~40人規模に拡大する。19世紀には作曲家が劇的な表現を追求したことと、ホール自体が大きくなって響きをより充実させる必要があったことなどから、オーケストラはさらに大規模になった。20世紀初期には100人をこす編成を要求する楽曲も生まれた。
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