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項目構成
きわめて精度の高いマイクロ波レーダーをそなえた計器進入装置で、航空機の位置を、距離、方位、および仰角でしめす。この装置は、おもに低い雲があったり、水平方向の視界がわるくて危険なときに、パイロットが目視で着陸できるように設計されている。このシステムを航空機と地上におき、操作になれれば、視界がほとんどゼロの状態でも緊急着陸が可能になる。 GCAは、2組のレーダースコープを使用する。1組のレーダースコープが、15~25kmほど離れた距離にある航空機をさがす。もう1組のスコープを利用する制御装置は、着陸をまつ航空機と通信しつづけ、それぞれの航空機を衝突の危険がない別々の高さで迂回(うかい)するように指定し、ふつうの進入パターンにそって進入の最終段階までみちびく。最終の進入段階では、最終進入制御装置が、高精度スコープで、おもに高度と横位置のグライドパスからのずれを言葉の指示により放送して、パイロットを滑走路のほぼ終端までみちびく。
ILSは、おもに計器進入用に設計されたが、緊急時の着陸用にも使用することができる。このシステムは、無線航路標識のビームのように、水平と垂直の2つのビームからなる。水平ビーム(いわゆるローカライザー)は、可視可聴式ラジオレンジ(VAR)ビームと同じで、ビームを4本ではなく2本だけつかう、ふつうの無線航路標識である。垂直ビーム(いわゆるグライドパス)は、きわめて幅が狭く、地上からの角度が2.5度だけかたむけられている。パイロットは、1つの指針盤上の水平と垂直の2つのポインターをつかって、2つのビームをたどる。 ILSとGCAは、ともに滑走路や進入路にそって統一された、明るい照明システムの補助標識をそなえているため、パイロットは、ひじょうに天候がわるくても地上を目視して、滑走路に対する航空機の位置をたしかめることができる。 現在使用されているほとんどの無線航行システムは、高速コンピューターによって操作されている。→ 航空管制
ロケットやミサイルの発達によって、自動天文システム、ドップラー航法、慣性航法などの新しい高性能の電子機械システムの導入に拍車がかかった。 自動天文システムは、電子装置をそなえた星追跡システムとしても知られ、天文学上の解を計算して、その結果を天体を自動的に追跡するように設計された装置におくることができる。追跡装置は、その情報を、航空機の実際の位置を記録するコンピューターにフィードバックする。 オーストリアの数学物理学者C.J.ドップラーの名に由来するドップラー航法は、おもに航空機の航行に利用され、近づく面と遠ざかる面で、レーダー波が反射されるときの周波数の変化を解析する。→ ドップラー効果 慣性航法は、慣性誘導にもとづくもので、飛行中の航空機の外から視覚的または電子的な情報をまったくうけない自立システムである。このシステムは、ジャイロスコープによって変動しないようにしたある種の加速度計で、出発地点からの航空機の加速度の大きさを3次元で記録し、この加速度からコンピューターによって航空機の正確な位置を把握する。
GPS(Global Positioning System)は、別名衛星測位システムなどとよばれる。多数の移動衛星(→ 人工衛星)から電波を受信し、地球上の任意の地点の位置決定をおこなう方法である。同時に最低3個高精度の測位には4個の衛星から、ある程度以上の仰角で受信できると、正確に地球上の3次元の位置決定ができる。 本来は、アメリカの軍用に開発されたものだが、最近では、自動車に搭載されるカーナビゲーションシステムとしても利用されている。
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