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東南アジアのインドシナ半島西端にある国。正式国名はミャンマー連邦。旧国名ビルマ。バングラデシュ、インド、中国、ラオス、タイにかこまれ、沿岸部はアンダマン海、ベンガル湾に面している。内陸部は上ビルマ、沿岸部は下ビルマとよばれる。面積は67万6552km²。人口は4775万8181人(2008年推計)。首都はネーピードー。かつては同国最大の都市ヤンゴン(ラングーン)が首都だったが、2005~06年にかけてヤンゴンの北約300kmにあるピンマナ近郊に首都機能が移転されてネーピードーと命名された。
国土は逆U字形の山地と、それにとりかこまれたイラワディ川水系の低地からなっている。北部のカチン山地に東南アジア最高峰のカカボラジ山(標高5881m)がそびえる。西部には、アラカン山脈がインド亜大陸との境界となってつらなる。一方東部には、中国のユンコイ高原(雲貴高原)の延長であるシャン台地が広がる。台地の平均標高は1215mで、サルウィン川が南にながれる。シャン台地の南にはビラウクタウン山脈(テナセリム山脈)がタイとの国境沿いをはしる。 中央部を南にながれるイラワディ川水系の低地は、下流でイラワディ・デルタとなる。その幅は約320km、面積は約4万6620km²に達する。デルタ平原は肥沃(ひよく)な穀倉地帯で、経済上の最重要地域となっている。アラカン山脈の沿岸部とビラウクタウン山脈の沿岸部は岩が多く、沖合に島々がうかぶ。
高温多湿の典型的な熱帯モンスーン気候に属し、暑季(乾季)は3月から5月中旬、雨季は南西モンスーンの時期で5月下旬から10月ごろ、涼季(乾季)は北東モンスーンの時期で1月から2月までである。気温は涼季から暑季まで幅があり、下ビルマで15.6~37.8°C、上ビルマでは15~40°Cである。年降水量は上ビルマで約890mm、下ビルマでは2000mm前後で、5000mmとなる地域もある。
林産資源が豊富で、約250種の有用樹木があり、うち50種は開発利用されている。地下資源には鉛、亜鉛、スズ、タングステン、石炭、鉄鉱石、天然ガス、石油などがあり、ヒスイ(翡翠)やルビー、サファイアなどの宝石類も産する。
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