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各分子中に3個の原子をもつ、酸素の同素体。常温では気体のオゾンはうすい青色で、生ぐさい臭気があり、猛毒である。空気中にわずかな量が存在するが、常温で自然に分解して酸素になる。名前はギリシャ語の「におう」を意味する語にちなんで名づけられた。液体のオゾンは黒青色、強磁性(→ 磁気)である。 分子式O3。分子量48.00。密度2.14g/cm³。融点-193°C。沸点-112°C。
オゾンは空気中または酸素ガス中で電気火花をとばさない無声放電をさせてつくることができる。オゾンは、分解して酸素を生じるために強い酸化作用があり、水の浄化や空気滅菌、漂白、脱臭などにもちいられる。 オゾンは微量でも長時間にわたってすいつづけると、呼吸器の細胞がおかされて呼吸困難となる。自動車や工場から排出される窒素酸化物と有機ガスに紫外線があたると、光化学反応(→ 光化学)によってオゾンができ、これを主成分とするオキシダントが光化学スモッグとなって人間や植物に害をおよぼす。また、地球をとりまく成層圏中にはオゾンでできたオゾン層があり、太陽からの強力な紫外線から地上の生物をまもっている。しかし、フロンガスなどによって、このオゾン層が破壊されてオゾンホールができ、健康への影響が問題となっている。→ 酸性雨:環境問題
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