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縞(しま)模様のある野生ウマ類。アフリカにすむ。類縁関係にあるウマより体は小さく、ピンとたった短いたてがみ、大きな耳、先がふさ状になった尾など、その姿や習性は野生のロバによく似ている。縞模様がある点が、ウマ科のほかの仲間との大きな違いである。この縞模様は、生息環境の中で保護色の役目をはたしている。おもな敵はライオンと、肉や皮をねらうハンターである。シマウマは馬具をつけてしこむことも可能で、動物園やサーカスの人気者である。
縞模様のパターンの違いで、3種7亜種がいることが確認されている。もっとも小型の種ヤマシマウマは、平均肩高が約1.2m、じょうぶで筋肉質な均整のとれた体をしている。銀白色の体に黒い縞が、腹部と大腿部内側をのぞいて体全体にひろがっている。頭部の縞は茶色で、鼻づらはこい赤褐色をしている。四肢は短くひきしまっている。ヤマシマウマは南アフリカの山地に生息し、小さな群れで移動している。かつては個体数も多かったが、乱獲によって激減した。
サバンナシマウマは中央アフリカおよび東アフリカの草原に生息し、大きな群れで移動している。英名Burchell's zebraはイギリスの博物学者ウィリアム・バーチェルからつけられた。うすい黄色がかった体に太い黒い縞がはしり、ふつうは、間にシャドーストライプとよばれるうすい色の縞がはいっている。ライオンなどの敵におそわれると、密接した群れではしってにげる。群れではしるシマウマの蹄(ひづめ)は危険で、ライオンもおそうことができない。 サバンナシマウマにはいくつか亜種があり、足もとまでくっきりと縞がはいっている種や、脚の下のほうには縞がなく、白いままの種などがいる。ボーア人は、サバンナシマウマの亜種をすべてクアッガとよぶ。しかし、サバンナシマウマより色がこく、頭部と首、肩だけに縞がはいった真のクアッガは、19世紀に絶滅した。
もっとも大型のシマウマはグレビーシマウマである。この名前はかつてのフランス大統領ジュール・グレビーからつけられた。肩高約1.5mで、細い縞がたくさんある。かつては個体数も多く、広範に分布していたが、現在は東アフリカの乾燥草原にのみ生息し、絶滅寸前においこまれている。 分類:哺乳綱ウマ目(奇蹄目)ウマ科。ヤマシマウマの学名はEquus zebra。サバンナシマウマはE. burchelli。クアッガはE. quagga。グレビーシマウマはE. grevyi。
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