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西アジア北西部の共和国。正式国名はトルコ共和国。アジア西端の小アジア(アナトリア)と、ヨーロッパ、バルカン半島南東端の東トラキアからなる。北は黒海に、南は地中海、西はエーゲ海に面する。第1次世界大戦後に崩壊したオスマン帝国から1923年に建国され、以降、民主政治がおこなわれてきたが、80年に軍事政権となり、83年末に民政に移管された。面積は77万9452km²。人口は7115万8647人(2007年推計)。首都はアンカラで、最大都市はイスタンブール。
小アジアは、地中海と黒海にはさまれた地域で、ボスポラス海峡をへだてて東トラキアと対する。ヨーロッパ側にある東トラキアは、国土の約3%を占める。トルコの土壌は比較的肥沃(ひよく)で鉱産資源も豊富だが、たびたび地震になやまされている。
国内の地形は、大きく7つの地域にわけられる。1つ目はマルマラ海周辺と東トラキアの地域で、中央平野部は肥沃で水量も多く、4分の1以上が農地になっている。東部には標高2543mのウル山がある。2つ目はエーゲ海と地中海に面する沿岸地域で、ここは山がちで狭く、土地の5分の1しか農業に適さない。東端のチュクル平野は綿花の産地である。3つ目の黒海地域は、海面から直接山岳地域へとつづいており、斜面は急で、全体の16%しか農地になっていない。 4つ目の小アジア西部は、不連続な山と谷とでエーゲ海と中央アナトリア高原をわけている。5つ目は中央アナトリア高原で、国内でもっとも広く周囲は山でかこまれている。最高地点はエルジエス山の3916mである。6つ目の東部山地は、国内でもっとも山が多く、あれた地である。聖書でノアの箱舟(→ ノアの洪水)が漂着したとされるアララト山が最高点で、5165mある。東部に広がる山地は、ティグリス川とユーフラテス川の水源となっている。7つ目は小アジア南東部地域で、南以外の三方を山でかこまれた高原である。この地は「肥沃な三角地帯」の一部で、古代から重視されてきた。
河川のほとんどは流れがはやくて航行しにくく、乾季には水がなくなるが、いくつかの川は水力発電に利用されている。国内最長の川は黒海にそそぐクズル川である。ティグリス川とユーフラテス川は東部からペルシャ湾にながれこんでいる。国内最大の湖は東部にあるワン湖で、中央部にあるトゥズ湖と同じように塩分が強い。真水の湖は南西部に点在する。
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