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北アメリカ大陸中東部にある5つの大きな淡水湖スペリオル・ミシガン・ヒューロン・エリー・オンタリオの各湖からなる。英語ではザ・グレート・レークスという。総面積は24万4108km²。アメリカ合衆国内にあるミシガン湖以外は、合衆国とカナダの国境線が中央部をとおっており、国境水域条約(1909)によって両国が管理している。湖面の約3分の2はアメリカ側にある。五大湖を1つの湖とすると日本の本州よりひろく、世界最大水量をもつ淡水湖ということになる。五大湖へ流入する川の流域総面積は75万km²で、日本の約2倍の広さである。
五大湖の基本的な形は更新世、すなわち氷河時代の氷食活動によって形成された。それ以前、今のスペリオル湖周辺は大きな凹地で、ほかは平野だったが、氷河時代になって北から移動してきた氷河の氷食作用により、平野には凹地がつくられた。その後の大陸氷河の後退により、凹地にのこった氷河もしだいにとけ、五大湖が生まれた。氷期・間氷期の交代によって水系もかわったが、のちに北側の土地が隆起し、セントローレンス川方向へながれるようになった。
川や運河でむすばれた五大湖は、世界的な水上輸送路となっている。セントローレンス川とセントローレンス水路(1959年完成)は中型外洋船が航行できる。エリー運河とハドソン川によって大西洋とむすばれ、ミシガン湖からはイリノイ水路とミシシッピ川をとおってメキシコ湾へでることも可能である。湖間水路には、オンタリオ・エリー両湖をむすぶウェランド運河と、ヒューロン・スペリオル両湖をむすぶスーセントマリー運河がある。 レーカーとよばれる細長い運搬船がつかわれるが、冬季は結氷のため水運は大幅に減少する。おもな貨物は鉄鉱石と穀物である。鉄鉱石はスペリオル湖方面からエリー湖南岸やミシガン湖岸の港へはこばれ、一部はそこの製鉄所へおくられるが、さらに遠くのオハイオ・ペンシルベニア・インディアナ各州の内陸製鉄都市へ鉄道でおくられる。中西部とカナダ・プレーリーで収穫された大量の穀物の輸送路としても重要で、輸送された穀物はバッファローその他の都市で加工される。ほかに石炭も輸送される。
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