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二酸化ケイ素、つまりケイ酸(珪酸)を主成分とする被殻をもつ単細胞または群体性の藻類。黄色植物門に属し、珪藻綱としてあつかわれる。800属以上が記載されている。種数については研究者によって見解がことなるが、10万種以上ともいわれる。
藻類の中でもっとも多様な環境に適応して生息している仲間で、光がとどき、最小限の水分が供給される環境なら、極地から熱帯までほとんどの環境で生育している。しかし、大部分は海水または淡水の水中に生息し、プランクトンまたは着生の生活をいとなんでいる。 水界の生産者として占める割合は大きく、一説によれば、地球上の光合成による生産の20%が珪藻によるともいわれる。
被殻は弁当箱や茶筒の上下のふたと内ぶたのようなもので、ふた(上被殻)も内ぶた(下被殻)も上殻または下殻と帯状の帯殻からなる。弁当箱のふたの表面にあたる部分は殻面という。 殻面の模様から2つの群にわけられる。放射相称の模様をもつ仲間を中心目、左右相称の模様をもつ仲間を羽状目とよぶ。化石の記録から、中心目が最初に出現し、羽状目が後で進化したことが明らかになっている。
2分裂による無性生殖をおこなう。新しい殻は古い殻の内側で形成されるので、分裂によって次々に小さな細胞が生まれ、最小の細胞が誕生するまで分裂がつづく。最小サイズに達すると、減数分裂で生じた半数体(→ 核相)の配偶子の受精による有性生殖がおこなわれる。接合子が発芽すると、細胞は元の大きさにもどる。このため、珪藻の接合子はとくに増大胞子とよばれる。 中心目では卵と鞭毛をもつ精子による卵生殖がおこなわれるが、羽状目ではアメーバ状の配偶子どうしの接合によって有性生殖(増大胞子形成)がおこなわれる。
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