検索
エンカルタ内で検索 : フラゴナール,J.H.

Windows Live® の検索結果

すべての検索結果 :
Windows Live® の検索結果

フラゴナール,J.H.

フラゴナール Jean Honoré Fragonard
百科事典項目

1732~1806 ロココ時代のフランスの画家。庭をおもな舞台とした恋愛の情景を繊細な色彩でえがき、ルイ15世、16世の宮廷でもてはやされた。

1732年4月5日、グラースに生まれる。18歳のとき、パリでシャルダンに絵をまなびはじめたが、その様式は基本的に次の師匠であるブーシェの作品におうところが大きい。52年にローマ賞を受賞。フランスの画家バン・ローのもとで3年間まなんだのち、6年間イタリアで修業にはげみ、ベネツィアの大画家ティエポロの絵画に影響をうけた。彼ははじめ宗教画や歴史画にふさわしい様式でえがいていたが、65年以降は当時フランスで流行していたロココ様式で制作した。これらの有名な後期の作品は、当時の華やかさ、軽薄さ、享楽ぶりを反映し、流麗な線、葉群の中の泡のような花、貴婦人と恋人、幼子とあそぶ農婦など、優雅なポーズの人物を特徴としている。フランス革命(1789~99)はフラゴナールの作品をもてはやした貴族制を破壊し、彼を貧困においこんだ。フランス新古典主義の指導的画家ダビッドの友情にもかかわらず、彼は新たな様式に適応できず、1806年8月22日、パリで貧困のうちに没した。

主要作品はルイ15世の愛妾デュ・バリー夫人からルーブシエンヌの館のために依頼された装飾画連作であったが、夫人はこれを不適切として拒絶している。この連作「恋の成り行き」(1771~73)には「追跡」と「冠をうける恋人」などがふくまれている。パリのルーブル美術館には「水浴の女たち」(1760?)や「音楽のレッスン」(1769)など5点の作品があり、ほかに「ぶらんこ」(1766?)、「恋文」(1769?~70)なども著名である。

項目内で検索
項目全体を印刷
項目の URL をメールで送る




© 2009 Microsoft