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項目構成
国土の17.6%(2005年推計)が耕作地(耕地と長期作付用地)である。主要農作物には、テンサイ、オオムギ、コムギ、トウモロコシがある。家畜では豚、牛、ヒツジなどが飼育されている。農作物は国内の消費をほぼみたしており、酪農製品などの余剰は輸出にあてられる。 国土の46.8%(2005年推計)が森林である。第2次世界大戦でうけた損失とその後の過度な伐採をおぎなうため、1950年代初頭から再緑化計画がすすめられている。森林の約78%を占める針葉樹は、建築資材のほか、紙・パルプ工業に利用されている。
おもな鉱物資源は、亜鉛鉱、褐炭、鉄鉱石、原油などである。このほか、銅、鉛、黒鉛、石膏(せっこう)、陶土、岩塩なども採掘されている。 オーストリアの工業は、少数の大企業と、無数の中小企業とでなりたっている。多数の中小企業は、木工、ガラス、織物、焼物など伝統的手工業をささえている。労働人口の28%(2005年)が製造業に従事する。おもな工業は、製鉄、機械、金属、食品加工、化学、繊維、木材、製紙など。プラント建設とチップや集積回路などの電子機器の製造については国際的に注目されている。
アルプスで名高いオーストリアは、豊富な文化・レクリエーション施設をそなえ、世界でも有数の観光地にかぞえられる。観光業はオーストリア経済に重要な位置を占めており、観光収入は年間111億米ドル(2005年)である。外国人観光客数は、年間1995万人(2005年)。このうちの半数以上がドイツ人で、ほかに、オランダ、イタリア、イギリス、スイス、フランス、アメリカ合衆国からの観光客も多い。
水力発電所が多く、オーストリアの総電力量の59%(2003年推計)が水力による。水力発電による電力をほかのヨーロッパ諸国に輸出する一方で、自国のエネルギー需要をみたすために、東ヨーロッパから原油や天然ガスを輸入している。
通貨単位はオーストリア・シリング(1シリング=100グロシェン)であったが、2002年1月からEUの単一通貨ユーロの紙幣や硬貨が流通し、独自の通貨は2月末に法的効力をうしなった。国立銀行のほか、商業銀行、貯蓄銀行、信用金庫、抵当銀行がある。 2004年における輸入総額は1045億米ドルで、輸出総額は1037億米ドル。輸入品は、産業機械、輸送機器、電気機器、医薬品などの化学製品、石油と石油製品、食料品などで、輸出品目は、特殊機械と産業機械、自動車、医薬品などの化学製品、紙と紙製品、鉄鋼などである。貿易相手国はドイツが最大で、このほか、イタリアをはじめとしたEU諸国、アメリカ合衆国、中国、日本などである。
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