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項目構成
プロローグ; 測量と測地; 測量にもちいる器具; 電子技術の応用; 平面測量; 三辺測量; 測地測量; 土地測量; 地形測量; 土木建築測量; 地図作成測量と地図作成; 海洋測量; 鉱山測量; 日本の測量史; 測量技術の革命
陸上または水面上のある一定のせまい範囲を、地球表面の湾曲を無視して平面と考える測量。通常、南北軸、東西軸からなる方形の目盛りを想定し、その上に対象を投影し計算するが、方位は現実の東西南北とかならずしも一致する必要はなく、便宜的にきめてよい。
座標系での位置が判明している1点または任意の1点を起点として、他の1点までの距離と方角をはかる。そこからまた別の任意の1点までの距離と方角をはかるという具合に計測をくりかえし、当初の点にもどるか、あるいは座標値の判明している任意の点に到達するまでつづける。これをトラバース測量とよぶ。 各地点の間をむすぶ直線の水平方向の角度は、トランシットあるいはセオドライトによって測定される。始点からのびる最初の線の方位はあらかじめ判明しているか、もしくは任意にさだめられているため、これを基準にすれば各線の方位が算出できる。 各点の座標は、平面幾何学、平面三角法にもとづいて決定される。通常トラバース測量において、任意の方向となす角度を方位角とよぶが、南北方向を基準に方位角をさだめた場合、ある2点間の南北差はその2点間の距離に、その2点をむすぶ直線の方位角の余弦(コサイン)をかけることによってえられる。また東西方向の距離については、2点間の距離にその2点をむすぶ直線の方位角の正弦(サイン)をかけることによってもとめられる。座標系をもちいることにより自由な間隔で複数の点をきめることができ、それらを基準にして、地図や海図上にさらに細かい操作をくわえることが可能となる。 トラバース測量は、精密に計測されている三角点を基準として目的とする地域の細部を測定する場合や、道路、鉄道など長い距離の路線測量に利用する方法である。起点から測量していって最後に起点にもどって、測量した区間が多角形になるものを閉トラバース、起点にもどらずに折れ線になって終了するものを開トラバースという。
トラバース測量のかわりに三角測量をもちいることもある。たがいに隣接する複数の三角形を想定し、いずれかの三角形の1辺のみについて長さとその辺をはさむ2つの頂角の角度を測定する。そうすると、三角形の形状が決定できる。つまり、隣接する三角形の1辺の長さもわかる。この作業を各三角形についてくりかえす。最初に基線という1辺の長さを測定し、ついで角度だけを次々に測定して測量をすすめていく。精度は基線の測定精度とその長さできまる。トラバース測量、三角測量のいずれをもちいるかは、対象となる土地の地形によってきまる。
三辺測量は、三角測量と同じように、測量する区間を多数の三角形に分割して、それぞれの三角形の形状を計測しながら進行していく測量法である。三角測量が最初に1辺の長さだけしか計測しないで、角度だけを計測して進行していくのに対して、3辺の長さがわかれば三角形の形状が決定できることを利用して、3辺の長さを測定しながら進行していく方法である。
ある一定の大きさをこえる範囲では、地球の湾曲を考慮した測量をする必要が生じる。地球上すべてが平均海面におおわれたと仮定した球体をジオイドといい、回転楕円体に近い想像上の球面を地球の形とみなして測量する。地球の自転軸によって決定される現実の子午線にもとづく測量法である。子午線は極に近づくほど収束していくため、たとえば長距離にわたる幹線道路の測量では、誤差の蓄積を補正するために平面測量での数値を地球の湾曲を考慮したものに変更しなければならない。
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