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サン・サーンス,C.C.

サン・サーンス Charles Camille Saint-Saëns
百科事典項目

1835~1921 フランスの作曲家・ピアニスト・オルガン奏者。パリに生まれ、10歳のときピアニストとしてデビュー。その後、パリ音楽院に入学してオルガンと作曲をまなんだ。1853年に発表した最初の交響曲が高く評価され、作曲家となる決心をする。57~76年、パリのマドレーヌ教会のオルガン奏者をつとめ、すぐれた即興演奏で当時最高のオルガン奏者と絶賛された。

1871年にはフランスの若手作曲家たちに器楽作品の作曲を鼓舞するために国民音楽協会を組織、みずから率先してすぐれた器楽作品を数多く生みだすいっぽう、オペラの作曲にもとりくみ、「サムソンとデリラ」(1877年初演)を作曲。晩年は北アフリカや南北アメリカなど世界各地をひろく演奏旅行し、1921年12月16日、アルジェリアの首都アルジェで客死した。

古典的語法を土台としたサン・サーンスの作風は、厳格で明晰であると同時に繊細で優雅である。しかし、その節度ある古典主義的表現は、サン・サーンスの音楽の長所であるとともに限界ともなり、保守主義者、折衷主義者と評された。

作品はあらゆるジャンルにわたっており、5曲のピアノ協奏曲(すべて自身の演奏で初演)、3曲のバイオリン協奏曲、リストに刺激をうけて書かれた交響詩「オンファルの紡車」(1871)、同「死の舞踏」(1874)、オルガンをともなう交響曲第3番ハ短調(1886)、名高い「白鳥」をふくむ2台のピアノと小オーケストラのための組曲「動物の謝肉祭」(1886)などがある。

文筆家としてもすぐれ、「和声と旋律」(1885)その他の音楽論をのこしている。門下からはフォーレがでた。

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