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  • 農林水産省/食料需給表

    食料需給表 食料需給表は、我が国で供給される食料の生産から最終消費に至るまでの総量を明らかしたものあり、 食料自給率の算出にも用いられています。

  • 食料需給情報ステーション

    このホームページでは、最新の食料需給動向、食料需給表、食料自給率、食料安全保障などの情報を紹介しており、食料供給に関する基本的な話について知ることが出来ます。

  • 食料自率と世界の食料需給

    国際的な農産物の需給動向は、変動が大きいときいてますが、どうなんでしょう。

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食料需給

食料需給 しょくりょうじゅきゅう World Food Supply
百科事典項目
項目構成
I

プロローグ

世界の総人口に対する供給可能な食料の割合。

II

歴史的背景

人類の歴史の99%の期間は、食料を狩猟や採集によって獲得し、周囲の自然環境に依存していた期間である。彼らは豊富な種類の食材をもちいることで、自然に必要な栄養素を摂取していたが、その収穫量には年ごとの差がかなりあったために、1つの地方で食料供給量にみあった定住できる人間の数はかぎられていた。

残りの1%の期間では、いわゆる農業革命とよばれる大きな変化がおこった。人間は、家族を組織して、小さな社会集団に帰属させることの利点を認識し、個人どうしで共同作業をすることになり、これが統治組織、あるいは社会組織への萌芽となっていった。結果として、人類は、周囲の環境をある程度コントロールすることができるようになったのである。

食料供給という視点からみた場合、まずあげなければならないのは、およそ1万年前におこった農業革命である。数千年にもわたって、多くの小さな集団は、食物の狩猟者や採集者から、食物の生産者へとかわっていった。この革命の初期段階では、みずからえらんだ植物や動物を制御し、放牧をおこない、耕作地をつくって単一穀物を生産し、貯蔵あるいは初歩的な加工をおこない、以前とくらべて定住的な集落をきずいていった。手にはいる食材の量がふえ、みずから生産した食料への依存度を深めながら、人類は、自然の制約による飢餓や病気を克服し、同時に人間の能力開発を促進することとなった。こうして人口は急速にふえ、文明を開花させたのである。

文化的発展がもたらした影響の中で次にあげるべきことは、約400年前に発生した科学と産業の革命である。人間の食料の需要と供給の面からみた場合、この革命がおよぼした効果は絶大である。科学的知識を食料生産に応用した結果、土地単位面積当たり、または動物1頭当たりの生産量の増加に対する予測はひじょうに明るいものとなった。基礎医学の発展によって、世界のさまざまな地域の人々の健康状態は改善され、生存率は高まり、結果として食料の需要はのびた。新世界への集中的な開拓や入植によって、世界の耕地面積は増加し、新たに何種もの動植物が農産物となった。

化石燃料というかたちでいくつかの新しいエネルギー資源が開発され、それらは産業発展の基礎となって耕作地の拡大に寄与し、さらに大量の食物を生育、収穫し製品を世界じゅうに輸送することが可能になった。比較的短い期間に世界の食料資源は大きく増加し、かつてない速さで世界人口も拡大することになった。その一方で人口をこのまま増加するままにしておくと、食料生産はいつかはおいつけなくなるという認識は、少しずつではあるが認識されるようになった。1798年に経済学者マルサスはそのような見地を概括している。「…人口はそのままにしておくと幾何級数的に増加していくが、食料は算術級数的にしか増加しない」

III

現在の状況

世界の食料供給とは、食料生産量の世界人口に対する許容量の問題である。このほかにも飢餓と栄養不良を左右する要因がある。それは食料需要、食料流通、食料の入手のしやすさ、食料の損失と浪費などである。食料の入手のしやすさは、人間よりもむしろ家畜のために生産される穀物や豆類の生産比率に影響をうけることになっている。

人々の健康状態が改善され、ほとんどの国の死亡率はいちじるしく低下したが、ほとんどの発展途上国の出生率はわずかにしかひきさがらなかった。これらの2つの率の違いによって、世界の人口は爆発的に増加した。1987年には50億人を突破し、その増加分の75%が非産業国によって占められている。

科学者たちによって、人間が1日に摂取すべき必要不可欠な栄養素というものが算出されている。これは年齢別、性別、職業別、体格別、地域別によってことなっている。先進国では平均的個人は余分に栄養素をとり、途上国では逆にカロリーがやや不足していて、タンパク質やミネラル、ビタミンの決定的な不足になやまされている。1988~90年の間では、途上国の20%の人々が飢餓を余儀なくされていると推定されている。

食料の総供給量は、土地面積(とくに耕地)と単位当たりの収穫高の関数になる。食料を生産する地域をふやすことは多くの場合可能であるが、そのように耕地を拡張することに対する経済的な実効性は疑問である。しかし、発展途上国と先進国の両方で単位当たりの収穫高をふやす可能性は大いにあり、すでにその方向で開発が進捗(しんちょく)している。1981~91年までの間、世界の食料生産高は平均年率で2.0%上昇した。発展途上国では3.3%上昇したが、その大部分は人口増加によって余剰生産物とはなっていない。

食料の国際需給は過剰とひっ迫をくりかえしてきたが、1980年代以降過剰基調に転じた。これは人口増加をうわまわる穀物生産と畜産物生産の伸びによってもたらされたものであり、穀物生産の増加は主として単位面積当たり収量の増加によっていた。その結果、世界全体でみれば、全人類をやしなえるだけの食料が確保されたことになるが、先進国での飽食と途上国での飢餓の並存という問題は依然解決されていない。

ところが、20世紀末にいたり、地球規模の環境問題の発生もあり、耕地面積の大幅な拡大は困難となり、くわえて、先進国を中心に大規模表土流出、肥料の多投入や家畜の過度の放牧などによる地下水汚染(水汚染)や大気汚染、塩類集積などの環境問題が顕在化し、環境面からの制約により従来のような単位面積当たり収量の伸びは期待できなくなった。さらに地球温暖化(温室効果)による異常気象の多発が報告されてもいる。

いっぽう、世界の人口は途上国を中心に爆発的な増加がみこまれ、しかもそれらの国々では経済成長にともなう所得水準の上昇により、畜産物消費の増大とそれによる飼料穀物需要の増大が予想される。したがって、このような供給と需要の傾向から、今世紀には世界の食料需給は不安定になる、もしくはひっ迫することが懸念されるようになった。

IV

問題の処理

このような状況の下、食料の需給バランスの安定をはかる試みや、他方で不公平をやわらげ、飢餓をなくし、すべての人々に適切な量の食料を確実にあたえようとする試みがおこなわれている。現在では世界じゅうでじゅうぶんな量の食料生産がおこなわれ、すべての人々が必要としているじゅうぶんなカロリー量が供給されているにもかかわらず、食料の地域的配分は不平等で公平とはいいがたい。もし食料の地域的配分の不公平が解決されるのであれば、人口増加にみあった水準で食料を増産することがその解決策になるはずである。同時に、とくに発展途上国で、出生率を段階的にひきさげていくことが重要な課題である。しかしこれはひじょうに困難なことではある。なぜならこの問題には、社会、倫理、健康、政治、経済といったいろいろな面を考慮にいれなければならないからである。

作物や動物からえられる食料の増産に根本的に必要なことは、人間が周囲の環境への態度をかえることである。開発することよりも、地球のかぎられた収容能力を認識し、その態度をあらためることが、地球の収容能力の維持と向上につながることを認識することが重要である。一般に食物連鎖では栄養段階ごとに利用可能なエネルギーのうち、わずかに10%が使用可能なかたちとして次の栄養段階にうけつがれるのみである。ゆえに、人間にとっては、草食動物を消費するよりも植物を消費することのほうが、エネルギー効率がはるかに高い。

世界じゅうの多くの人々は食事で作物や植物からつくられたものを重視しているが、先進国では1人当たりの畜産品の消費量が多すぎる食事がおこなわれ、その畜産品の多くは、家畜に集約的に飼料穀物をあたえることによってえられたものである。もしさらに多くの人々が菜食主義者として食物連鎖に参入するとしたら、穀物消費の実質的な減少によってエネルギー変換の効率や耕地の生産性が急激に増加する可能性はある。

しかし動物は食料供給のうちで戦略的な役割をになっており、長期的な食料供給を合理的に実現するためには不可欠なものである。世界の土地のうちの相当の部分は、牧草地(牧草)と耕作に適さない土地からなっている。効率的な耕地利用をするためには、土壌保全と土づくりを必要とし、穀物の輪作の際には飼草をもちいる必要がある。このような牧草と耕地との交代的栽培による飼草は、穀物やそのほかの資源からの残滓(ざんし)物とともに、畜産動物によって人間の重要な食料へと変換される。その結果、食肉や卵、乳およびそれらの加工物が生産され、穀物食料では摂取されにくいアミノ酸や特定のビタミンを提供してくれる。畜産酪農

食料の生産効率の飛躍的上昇は、科学や技術の進歩によってもたらされたものであり、栄養学や動植物の遺伝学、病気および害虫防除、環境改善の分野の進歩によるものが大きい。先進国では食料生産における経済効果は大きく進展し、途上国のいくつかの国々では食料供給が飛躍的に増加した。

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