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項目構成
理想的には、消費者が特徴や品質をみさだめることができるように、ワイン・ボトルのラベルには必要な情報をすべて記載すべきである。こうしたことは最上級のワインではふつうだが、一般の銘柄ではまれである。ほとんどのワインの銘柄は生産地の名前がつけられており、地域がせまく限定されればされるほど、製品を判別するための情報がふえることになる。ボルドー・ワインというだけでは、あまりにも種類が多いのでかえってわかりにくいが、グラーブといえばボルドーのどの地区で生産されたかがわかり、ワインの特徴をあらわす方法としてはなかなかすぐれている。 最上級のワインには生産したブドウ園(ほとんどのフランス産ワインの場合、シャトーの名前)と醸造年が明記される。フランス産ワインのごく一部と、フランス以外のワインは原料につかったブドウの品種にちなんで命名される。たとえば、リースリング、ピノ・ノワール、ジンファンデルなどである。しかしワインの銘柄は、産地が明記されなければほとんど意味をなさない。同種のブドウでもことなる地方で栽培されれば、まったくちがうワインができるからである。
ワインの味わい方や適切な供し方をまなぶために、今日ではくわしい情報が手にはいるようになっている。大まかなルールはつねにかわらない。古いワインのボトルは、少なくともグラスにそそぐ30分前にはあけて「呼吸」させておかなければならない。冷蔵してのむ場合は、冷やしすぎないようにする。 昔から、ある種のワインは特定の食べ物とよくあうと考えられてきた。たとえば、シャンパンにはふつうキャビアがそえられ、辛口の白ワインは、魚、貝、白いソースがかかったあっさりとした鳥料理といった前菜とともにだされる。ボルドーの赤はロースト・チキンや軽くローストした肉とあい、深みのあるブルゴーニュの赤にはレアの食肉や猟鳥獣肉類がよい。甘口の白とシャンパンは伝統的にデザートにそえられ、赤あるいはポート・ワインはチーズにあう。 ワインのボトルは、コルクが乾燥しないように横にして貯蔵しなければならない。適度に乾燥した暗い部屋かワイン・セラーにおき、室温はつねに約13°Cにたもたれているのが理想である。ボトルは不必要にうごかしてはならないし、強い振動をあたえてもいけない。ワインの品質を劣化させるおそれがあるからである。
日本には16世紀に南蛮貿易によってもたらされているが、本格的に国産ワインの醸造がこころみられるようになるのは明治期にはいってからである。その後、山梨県勝沼地方(→ 甲州市)を中心にさまざまな改良をへて、1960年代後半以降、食生活の洋風化とあいまって飛躍的に生産・消費量がふえている。
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