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  • フェノール - Wikipedia

    フェノール (phenol、benzenol)は、 水彩絵具 のような特有の薬品臭を持つ 有機化合物 である。 芳香族化合物 のひとつで、常温では白色の 結晶 。 ベンゼン の 水素 原子 の一つが ヒドロキシル基 に置換した構造を持つ。

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フェノール

フェノール Phenol
百科事典項目
項目構成
V

フェノールフタレインなどの指示薬

フェノールからは、化学分析でつかわれる各種の指示薬がつくられる。フェノールフタレインC20H14O4は、無色の結晶で、水にはごくわずかしかとけないが、あたたかいアルコールにはよくとける。フェノールと無水フタル酸とを、硫酸とともに反応させて縮合してつくられる。酸性では無色だが、pH8.3~10.0のアルカリ性では赤紫色に変色し、さらに強いアルカリ性では、ふたたび無色になるので、酸性・アルカリ性の指示薬として広く使用されている。

フェノールからはほかにも、フェノールレッドC19H14O5Sという指示薬もつくられる。この化合物は、フェノールスルホンフタレインともいい、赤色の結晶で、水にはほとんどとけないが、氷酢酸、フェノール、アルコールにはよくとける。pH6.8~8.4で変色し、酸性では黄色、アルカリ性では赤色をしめす。

VI

フェノール類

フェノールはベンゼンの水素原子1個をヒドロキシル基–OHでおきかえた化合物だが、ベンゼン以外の芳香族炭化水素でも、水素原子をヒドロキシル基–OHでおきかえた化合物は、一般にフェノール類とよばれる。またヒドロキシル基の数により、1価フェノール、2価フェノール、3価フェノールとよばれ、2価以上のものをまとめて多価フェノールという。クレゾールC6H4(CH3)OH、レゾルシンC6H4(OH)2ナフトールC10H7OH、アントロールC14H9(OH)などをはじめ、フェノール類の種類は多数にのぼり、その多くはコールタールにふくまれている。

VII

フェノール樹脂

フェノール類とホルムアルデヒドの付加反応や縮合反応によって合成する合成樹脂を総称して、フェノール樹脂という。メラミン樹脂とならんで、代表的な熱硬化性の樹脂である。世界で最初に製品化されたベークライトをはじめとして、各種の材料が開発されている。フェノールを酸性またはアルカリ性の触媒をつかって縮合し、流動性のある物質がつくられる。酸性の触媒をつかうものをノボラック、アルカリ性の触媒をつかったものをレゾールという。ノボラックもレゾールも、熱をくわえていくとフェノールが–CH2–結合で網目のようにつながり、硬化していく。

耐久性、電気絶縁性、耐水性があり、機械的な強度もあるので、成形して食器、プリント基板、管などにつかうほか、完全に硬化していないものは、塗料接着剤鋳造につかう鋳型など広範囲に利用される。

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