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初等・中等教育は義務教育で無償だが、施設の整備がおくれているため、中等学校に進学しない者も多い。初等学校の入学者数は83万8437人(2000年)、中等学校への入学率は61%にすぎない。高等教育機関の入学者数は合計で10万363人(2002-2003年)で、主要な大学は、レオンとマナグアにキャンパスのあるニカラグア国立自治大学(1812年創立)、マナグアの中央アメリカ大学(1961)、ニカラグア工科大学(1967)など。15歳以上の国民の識字率は68%(2005年推計)である。
ほかの中央アメリカ諸国と同様、ニカラグア文化には、植民地時代以来のスペイン文化とアメリカ先住民文化の要素が混在している。各地方ゆかりの聖人をまつる行事や、キリスト教に起源をもつ祭事が頻繁におこなわれる。楽器ではマリンバがよくつかわれるほか、農村部ではチリミア(クラリネット)、マラカス、スル(横笛)などによる民俗音楽が盛んである。植民地時代からつづく伝統的なダンスや建築も現在につたえられている。
1970年代末に政情不安が深刻化するまでは、かなりの経済成長がみられた。90年発足のチャモロ政権が内戦により疲弊した経済を再建し、90年代後半にはインフレもおちついた。2006年におけるGDP(国内総生産:→ GNPとGDP)は53億米ドルで、国民1人当たりでは958.10米ドルにとどまる。 農業が経済をささえているが、マナグア市内や近郊では近代的な製造業もはじめられている。代表的な地下資源は金である。政府が経済運営に大きく関与するが、海外援助への依存度も高い。1980年代半ばには食糧と燃料が不足した。
労働人口の31%(2003年)が農業などの第1次産業従事者である。おもな商品作物はサトウキビ、コーヒー、バナナで、ほかには綿花、トウモロコシ、米、豆類、ラッカセイ、オレンジが栽培される。牛の飼育も盛んである。
国土の39.9%(2005年推計)が森林におおわれ、カリブ海にそそぐ主要河川の流域で林業がいとなまれている。漁獲量は4万897t(2005年推計))で、各種エビ類の漁獲量が大きい。
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