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  • 半導体 - Wikipedia

    この項目では、物質の半導体について記述しています。半導体を使った電子素子については「 半導体素子 」を、半導体を使った ... 半導体 (はんどうたい)とは、電気を良く通す 良導体 や電気を通さない 絶縁体 に対して、それらの中間的な性質を示す物質 ...

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半導体

半導体 はんどうたい Semiconductor
百科事典項目
項目構成
I

プロローグ

室温において絶縁体(不導体)と導体の中間程度の電気伝導率(電気伝導度、導電率とも)をもつ固体または液体状の物質。

電気伝導率とは、物質に電圧をくわえたとき、電流がどの程度ながれるかをあらわす値である。この値は、物質によって広い範囲で変化する。アルミニウムなどの金属は、電流をよくとおす導体であり、ダイヤモンドやふつうのガラスゴムなどはほとんど電流がながれない絶縁体である。

純粋な半導体は、低温下では絶縁体とほぼ同じ電気伝導率だが、不純物を添加した場合や光をあてたとき、また高温では、電気伝導率が金属に近い値まで劇的に増大する。これは、ふつうの電気伝導性をもつ金属などとは逆の性質である。このような半導体の物理的性質は、固体物理学の分野で研究されている。→電気の「固体の電気性質」

II

半導体の種類

半導体として分類されるものには、次のような種類がある。

1

真性半導体

不純物をまったくふくまず、純粋な元素だけで、電気伝導率が半導体の範囲にあるものを、真性半導体または固有半導体という。ケイ素(以下、シリコン)やゲルマニウムセレンが代表で、絶対零度ではまったく電流をながさない。半導体の電気的な性質は、その原子構造によってきまる。たとえば、純粋なシリコンの結晶では、1つの原子は周りの4つの原子とむすびついている。シリコンの原子は、4個の価電子をもっていて、それぞれの電子は、隣にある原子の価電子と共有結合している。そのため、この電子は自由にうごきまわることができず、純粋な結晶は、低温では絶縁体になるからである。しかし、温度の上昇とともに導電性があらわれてくる。図「半導体」を参照。

2

不純物半導体

純粋な元素にわずかな不純物をくわえる(ドーピング)ことで、半導体の性質をもたせたものを不純物半導体という。不純物が少量ふくまれているシリコンの結晶は、低温でも電気をとおすようになる。このような不純物は結晶中で、次のどちらかの働きをする。たとえば4つの価電子をもつシリコンに、5つの価電子をもつ硫黄アンチモンヒ素をくわえると、4個はシリコンの原子とむすびつくが、1個だけのこった電子は自由にうごきまわれるようになり、電気がながれやすくなる。このような不純物は、ドナー(提供者)とよばれる。これに対して、ガリウムインジウムなどの不純物元素には価電子が3個しかなく、電子がたりない原子ができる。しかし、電圧をかけると、電子がぬけた場所をうめるようにほかの電子がとびこむために、電流がながれる。このような不純物は、アクセプタ(受取人)とよばれている。不純物半導体は、エレクトロニクス産業で大量につかわれている半導体材料で、母体材料と添加する不純物の種類によってp型とn型がある。

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