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北アメリカに生息する半水生のげっ歯類。頭胴長はおよそ30cmで、茶色または黒みがかった上毛と密生した下毛におおわれている。頭胴長とほぼ同じ長さの尾は鱗(うろこ)状で、ほとんど毛がなく、側面は平らで、およぐときに舵(かじ)の役割をはたす。後足の一部の指の間には水かきがある。その名の由来となったムスクmusk(じゃ香)は生殖器の近くの腺から分泌される。
流れのゆるやかな川、淡水または海水の湖沼に、草木をつみかさねて巣をつくったり、川の土手に巣穴をきずき、そこをすみかとする。水生植物をおもに食べているが、淡水生の二枚貝や小型の無脊椎動物、魚も食べる。メスは、1度に1~11子をうみ、とくにあたたかい地域では、1年に何度も妊娠可能である。妊娠期間は約1カ月。 マスクラットの毛皮は商取引され(→ 毛皮産業)、毛皮をとる目的でヨーロッパに移入(→ 帰化種)されたが、害獣にもなっている。日本でも、移入されたものが野生化している。 分類:哺乳綱ネズミ目(げっ歯目)ネズミ科。マスクラットの学名はOndatra zibethicus。
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