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項目構成
靭皮繊維は種類が多く、目の細かい織物からロープまで幅広く使用されている。リネン布はアマから、アサやジュート、ラミー、サンヘンプからは目のあらい布やロープができる。日本でできるミツマタやコウゾの靭皮繊維は和紙の原料になる。
維管束繊維にはリュウゼツラン(サイザル)、ヘニケン、マニラアサ、ユッカなどがあり、ほとんどがロープの材料となる。エスパストやイグサの茎、麦わらは帽子や敷物、畳表につかわれる。また、パイナップルは、かつては衣料品にもつかわれた。
製紙(→ 紙)にも広く植物繊維がつかわれている。綿やアマは目の細かいラグペーパーにつかわれ、アサ、ジュート、マニラアサもラッピングペーパーやそのほかの目のあらい紙の材料になる。新聞紙やクラフトペーパーは、木材繊維に適当な化学処理をしてつくる。木材繊維とバガス(サトウキビの繊維)は紙にすることもでき、似たような工程で建材にもなる。
ガラスは広く商業用につかわれる唯一の無機質繊維である。高強度・高弾性繊維としてE.C.Sガラスがあり、プラスチックや金属の補強用としてつかわれている。なかでも、ガラス繊維強化プラスチックは用途が広く、船体や浴槽、ヘルメットなどに利用されている。また、石英ガラス繊維は光ファイバーにもちいられている。 1960年代初めまでには、酸化アルミニウム(またはアルミナ:Al2O3)繊維、炭化ケイ素(SiC)繊維、炭化ホウ素(B4C)繊維が、おもに耐熱用化合物として開発された(→ セラミック)。すぐれた耐熱性、耐酸性、高強度、高弾性などの特徴により、ヘリコプター、飛行機、ミサイル、人工衛星やスペースシャトル、およびスポーツやレジャーなど幅広い分野でつかわれている。 アスベスト繊維は以前は断熱や耐火用につかわれていたが、発癌(はつがん)性があることがわかってから使用されていない。
19世紀末に、天然セルロースを原料にした合成繊維レーヨンがはじめて開発された。
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