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ヨーロッパ北部、スカンディナビア半島の付け根にある共和国。正式国名はフィンランド共和国。フィンランド語ではスオミという。西でボスニア湾、南でフィンランド湾に面する。ボスニア湾の入り口には、約6500の島々からなるアハベナンマー諸島(スウェーデン語ではオーランド諸島)がある。面積は33万8145km²で、国土の約4分の1は北極圏にある。人口は524万4749人(2008年推計)。首都は最大都市のヘルシンキ。
サイマー湖、イナリ湖、パイヤンネ湖に代表される約6万の湖があり、湖沼の総面積は3万3551km²におよぶ。おもな河川はトルニオ川(スウェーデンではトルネ川)、ムオニオ川、ケミ川、オウル川で、大型船が航行できるのは、オウル川だけである。 国土のほとんどが標高約120~180mの高地にある。北部では丘陵地帯が広がり、最北西部には山地がつらなる。最高峰は、ノルウェー国境近くの北西部にあるハルティア山で、標高は1328m。
メキシコ湾流とバルト海の影響により、気候は高緯度のわりに温和である。南海岸の月平均気温は、7月で15.6°C、2月で-8.9°Cである。年降水量は北部で460mm、南部で710mm。降雪期間は、南部では1年のうち4~5カ月間、北部では約7カ月間となる。冬の日照時間はきわめて短く、夏は北極圏では白夜がつづく。
国土の66.5%(2005年推計)は森林におおわれている。最南部ではポプラ、ハンノキ、カエデ、ニレなどの広葉樹がみられるが、大半はトウヒやマツなどの針葉樹林帯で、最北部はツンドラである。植物やシダ類は約1200種、地衣類は約1000種にもおよぶ。 哺乳類は60種(2000年)が分布しており、クマ、オオカミ、オオヤマネコ、ホッキョクギツネなどの野生動物は、人口の希薄な北部に生息している。トナカイはおもにサーミランドで飼育されているが、野生では絶滅寸前である。鳥類は248種生存しており、ガチョウ、ハクチョウ、ライチョウ、ユキホオジロ、チドリといった鳥は北部に多い。また、淡水魚はパーチ、サケ、マス、カワカマスなど66種が生息しており、海水魚にはニシンやタラがいる。アザラシは沿岸地域でみられる。
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