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電気痙攣療法(でんきけいれんりょうほう)は、1939年にイタリアで考案された。食塩水にひたした電動子を患者のこめかみの両側または片側にあて、約100Vの電圧で2~5秒間通電する。通電すると患者は意識をうしない、痙攣をおこし、やがて回復する。これを週2~3回、全部で数回から数十回くりかえす。意識をうしなっている間に、うつ状態が改善するのではないかと考えられているが、最近では痙攣をおこさない方法も実施されている。 このようなショック療法は、薬物療法が登場するまではよくおこなわれていたが、さまざまな議論があり、最近ではほとんどおこなわれていなかった。しかし、薬がつかえない場合や効果がみられない場合の治療法として、ふたたび注目をあつめている。日本ではまだあまりおこなわれていないが、重いうつ病が改善されたり、自殺の予防ができることがある。
1985年、経頭蓋磁気刺激法(けいとうがいじきしげきほう)が開発された。頭部に電気コイルをおいて磁気を発生させると、きわめて弱い電流が発生し、それによって大脳の神経細胞が刺激されるという方法である。電気刺激療法にくらべて、安全性が高く、くりかえしおこなう反復経頭蓋磁気刺激法は難治性うつ病の新たな治療法として期待されている。カナダでは、すでに臨床使用がみとめられており、日本でも試験的な使用で効果があったことが報告されている。
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