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カッコウ科に属する、130種以上におよぶ多様な鳥の総称。南極大陸をのぞくすべての大陸でみられる。 代表種カッコウは、ヨーロッパとアジアに生息し、その「カッコー」と聞こえる印象的な高低2音の囀りは、たとえば、レスピーギの管弦楽組曲「鳥」、ヨナーソンの「かっこうワルツ」、ダカンの「かっこう」など、多くの音楽作品のモチーフとなっている。 尾羽は長く、全長約33cm。体上面は灰色で、下面は白地に黒い横じまがはいる。長い翼と尾羽をもち、どことなくタカ類に似ているが、足は小さく、嘴(くちばし)にするどい鉤(かぎ)はない。いつもうずくまったように、枝と水平にとまる。
カッコウ類は、托卵といって、ほかの小鳥の巣に卵をうみつけるものが50種近く知られている。カッコウはいろいろな種に托卵するが、日本の本州ではホオジロやモズ、オオヨシキリ、オナガなどの巣に托卵する。さきに卵からかえったカッコウの雛(ひな)は、背中のくぼみをうまくつかって、ほかの卵を巣の外におしだしてしまい、宿主の巣を独占する。托卵された宿主はカッコウの雛をそだて、ふつう宿主自身の雛は犠牲になる。
ほかに日本には、この仲間のホトトギス、ツツドリ、ジュウイチが夏鳥としてわたってくる(→ 渡り)。ホトトギス、ツツドリはカッコウによく似ているが、ホトトギスは全長28cmとやや小さい。ジュウイチは上面が黒く、下面が橙黄色。ホトトギスはおもにウグイスに、ツツドリはセンダイムシクイなどに、ジュウイチはオオルリやコルリに、それぞれ托卵する。托卵するカッコウ類の卵は、宿主となる種の卵に似た色や模様をしていることが多い。
それぞれ、特徴ある囀(さえず)りを遠くまでひびかせる。ホトトギスは、「特許許可局」とか「テッペンカケタカ」と聞こえるとされるし、ツツドリは、「ポポ、ポポ、ポポポポポポ」と、いつまでもつづくような囀りをする。ジュウイチは、ほとんどその名のとおりに「ジュイチー、ジュイチー」と、夜を徹して鳴きつづけることがある。
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