Windows Live® の検索結果
Windows Live® の検索結果 項目構成
アラブの預言者ムハンマドの教えにもとづく、主要な世界宗教のひとつ。「イスラム」は、アラビア語で「服従すること」あるいは「帰依すること」を意味し、コーランにおいては唯一の神(アッラー)の意志や法にしたがうことを意味する。 イスラム教徒は「ムスリム」といわれる。コーランには、イスラム教は天地創造以前から存在する普遍的な宗教で、人類だけではなく自然もムスリムであるとしるされている。なぜなら、自然もその中に深く浸透している神の法におのずとしたがっているからである。また、自由意志をもつ人間にとって、イスラム教の実践とは機械的に神命にしたがうことではなく、自由にそれをうけいれることであるとされる。 ムスリムは、ムハンマドによってつたえられた啓示(コーラン)にしたがう者であり、イスラム教徒の共同体を構成する。ムスリムという名称は、コーランの中でムハンマドにしたがう者たちに対してあたえられているが、ムハンマドへの個人崇拝を禁止しているイスラム教では、ムハンマド教徒とよぶことには強く反対している。 世界のイスラム教徒の人口はおよそ13億人と推定されている。イスラム教は、気候、文化、民族のことなる多様な地域で繁栄した。イスラム教徒の共同体を構成する主要な人々は、アラブ人(北アフリカと中東)、アフリカの南サハラの人々(セネガルからソマリアまで)、トルコ人およびトルコ語圏の人々(トルコ、中央アジア)、イラン人(イラン)、アフガニスタン人(アフガニスタン)、インド人(パキスタン、インド、バングラデシュ)、東南アジアの人々(マレーシア、インドネシア、フィリピン)、そして中国人(中華人民共和国)のごく一部である。また、ヨーロッパではキリスト教につぐ第2の宗教となっており、アメリカでも急速に勢力を拡大している。
イスラムの教義と実践における2つの基本は、コーランおよびスンナ、すなわち預言者ムハンマドの慣行である。
イスラム教徒にとっては、コーランは大天使ジブリール(ガブリエル)を通じてムハンマドにさずけられた神の言葉であり、したがってコーランの著者はムハンマドではなく神であり、コーランは誤りのない完全なものであると信じられている。コーランは、ムハンマドが預言者と自覚してからのおよそ22年間(610~632)に神からさずけられた啓示をあつめたもので、114章からなり、各章はもっとも短いものはわずか3節、もっとも長いものは306節からなる。イスラム教徒の研究者だけでなく非イスラム教徒の研究者も、コーランはその歴史を通じて完全にうけつがれてきたことをみとめている。
イスラムの第2の基本はスンナである。それはハディースとして知られる、さまざまな問題に際しての預言者ムハンマドの言行に関する伝承である。コーランとはちがって、ハディースはムハンマドの教友たちの記憶を収集、記録したもので、かたりつたえられて9世紀にまとめられた。 コーランとちがって、ハディースは完全とはみなされない。初期には、預言者ムハンマド自身が完全であるか否かの論争もあったが、その後、ムハンマドや彼以前のすべての預言者は完全であるということでイスラム共同体の見解は一致した。しかし、ハディースは主として口頭でつたえられたものであるため、伝達の際に誤りが生じうると考えられた。このため、ハディースはコーランより下の第2の基本とされているが、大部分のイスラム教徒にとってほとんど根本的なものとなっている。 大部分のイスラム教徒にはまだうけいれられていないが、最近の研究では、ハディースの多くはムハンマドに由来するものではなく、むしろ、イスラム教徒の初期の世代の見解や、のちにムハンマドのものとされた見解をあらわしているものといわれる。ムハンマドの真の言葉がのこされている場合もあったが、のちに論理学的あるいは法学的な意見の発展をのぞんだイスラム教徒たちによって書き換えがおこなわれたりした。
|
© 2009 Microsoft
![]() ![]() |