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アメリカではエルクともいう。カナダ南部からメキシコ北部にかけて分布する反芻動物。同じ種には、ヨーロッパ、アフリカ北西部、アジアに生息するアカシカがいる。頭と首は暗褐色、背中と尻は淡黄色がかった灰色の体毛がはえている。おとなのオスは、肩高1.5m、体重は最大で340kgになる。角はなめらかで、巨大になり、平均で1.2m以上にのびる。3月に角はぬけおち、晩春になってふたたびはえはじめ、秋までにはのびおえる。草、小枝、木の葉を食べる。
以前は西半球の温帯全域に生息していたが、文明が発達したために、生息範囲をせばめられ、食用にされたりハンティングされたりして、大量に殺されてしまった。現在の生息地は、おおむねアメリカ合衆国西部とカナダの山岳地帯にかぎられている。 オスは、ほぼ年間をとおして大きな群れをはなれ単独か小グループで生活し、繁殖期だけ群れといっしょになる。この時期には、メスをめぐって、オスどうしが鳴き声を発しながら競争する(→ 雌雄選択)。晩春には低地をはなれて、山岳森林地帯の高地へと移動するものもいる(→ 動物の移動)。メスは一回に1頭の子をうむ。なお、ヨーロッパでエルクとよばれる動物は、ヘラジカのことである。 分類:偶蹄目シカ科。学名はCervus canadensis。
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