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水平な状態で堆積(たいせき)して形成された地層が、地殻変動による大きな力をうけて波状に変形したもの。そのスケールは、数センチ単位から山体を形成するような巨大なもの(褶曲山脈)までさまざまである。 褶曲は細長い波面を形成しているが、地層が上側に凸状態となった部分を背斜(はいしゃ)といい、反対に下側に凸状態となった部分は向斜(こうしゃ)という。そのほかにも、波面の各部位には名称がつけられている(図「褶曲の各部の名称」を参照)。 軸面がたおれ、まるで布団をたたんだようになった横臥褶曲(おうがしゅうきょく)などでは、地層の重なり方の順序が堆積当時とは逆になっている。これを地層の逆転という。
褶曲は、形成機構や力の加わり方、形態などによって分類される。形成機構による分類では、すべり面をともなう剪断褶曲(せんだんしゅうきょく)とフレキシュラル・スリップ褶曲、すべり面をともなわない流動褶曲にわけられる。力の加わり方による分類では、力のくわわった方向が横方向である曲げ褶曲(横曲げ褶曲)、縦曲げの座屈褶曲(ざくつしゅうきょく)にわけられる。 添付の図「褶曲の分類」にしめした分類は、褶曲の長軸断面でみたときの形態によるもの(平行褶曲、相似褶曲、正立褶曲、傾斜褶曲、横臥褶曲、箱型褶曲)と、地質断面にあらわれる構造によるもの(単斜構造、撓曲(ぎょうきょく)、同斜構造、等斜褶曲)にわけたものである。 造山帯では、共通の方向や特徴をもつ褶曲が多数形成されることがある。このような一群の褶曲を、褶曲系とよぶ。造山帯の方向と平行な軸をもつ縦走褶曲、縦走褶曲に斜交する交差褶曲、雁行状(がんこうじょう)にならぶ雁行褶曲などがある。
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