| 阿弥陀仏 | 項目ビュー | ||||
| 印刷するには、[ファイル] メニューの [印刷] をクリックします。 | |||||
| II. | 阿弥陀信仰 |
阿弥陀仏の名はいろいろな経典に登場し、大乗仏教圏(中国・朝鮮・日本)ではもっとも多くの人々の信仰をあつめているが、この信仰をひろめたのは阿弥陀仏とその浄土である極楽について記した「無量寿経」「観無量寿経」「阿弥陀経」で、これを「浄土三部経」という。
「無量寿経」によれば、はるか遠い昔、道心堅固な国王が出家して法蔵菩薩(ぼさつ)と名のり、とほうもなく長い時間をかけてあらゆる仏の浄土をくわしく観察し、自分でも48の願をたてて衆生を救済することをちかった。その第18番目の願に、すべての衆生が「阿弥陀仏」の名をきいて、心から名号をとなえ浄土に生まれたいとのぞめば、かならず浄土に往生できるというのがあり、阿弥陀仏の名号をとなえれば往生できる(念仏往生)という思想の根拠となった。
法蔵菩薩は五劫思惟(ごこうしゆい:ひじょうに長い時間にわたって思索をこらすこと)の行をへて、願を成就し阿弥陀仏となって西方十万億仏土をへだてたところに「極楽浄土」を建設し、現在も説法していると説いている。また、「無量寿経」には極楽浄土の様子が細かく具体的に描写されている。