阿弥陀仏
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阿弥陀仏
III. 中国への伝来

阿弥陀仏の信仰が中国にはいったのは後漢の時代で、「無量寿経」の翻訳もこのころ完成された。それまでの仏教は自力信仰であったのに対し、他力信仰がはいってきたことは、思想史的にも画期的出来事であった。中国の思想的背景としては、後漢時代の政治を支配していた儒教がおとろえ、かわって道家思想が台頭してきたところに、阿弥陀信仰が流入したと考えられている。南北朝にはいると、慧遠が白蓮社(びゃくれんしゃ)を結成して念仏をすすめた。唐代には善導によって専修(せんじゅ)念仏が説かれ、中国における阿弥陀仏信仰が確立した。