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| II. | 皇大神宮と豊受大神宮 |
皇大神宮は内宮(ないくう)ともいい、天皇の祖神でもあるアマテラスオオミカミ(天照大神)をまつり、三種の神器のひとつ八咫(やた)鏡を神体とする。「日本書紀」によれば、第10代の崇神天皇のとき、宮殿にまつっていた神体を皇女の豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)に託して大和の笠縫邑(かさぬいむら)にうつし、第11代垂仁(すいにん)天皇のとき、皇女の倭姫(やまとひめ)命が各地をめぐったうえで、伊勢国を鎮座の場所としたのが始まりという。
豊受大神宮は外宮(げくう)といい、ミケツカミ(御饌都神)をまつる。804年(延暦23)の「止由気宮(とゆけのみや)儀式帳」によれば、もとは丹波国にまつられていたが、雄略天皇のとき、アマテラスオオミカミに御饌(みけ:食事)をすすめるためにうつされたという。