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日本工業規格Japanese Industrial Standardの略称。1949年に制定された工業標準化法にもとづき、経済産業省内にもうけられる日本工業標準調査会の審議をへて制定された国家規格をいう。
JISの目的は、鉱工業品や構造物などの品質の改善、生産能率の向上、生産の合理化、取引の単純公正化、使用・消費の合理化、公共福祉の増進などに寄与することにある。JISで規定するものには、鉱工業品については種類、形状、寸法、構造、性質といった事柄から、設計方法、試験方法、品質管理方法、使用方法などの方法と、製造・使用の環境条件の測定や検査など多項目にわたる。鉱工業の技術に関する用語、記号、単位、資格検定方法、建築物などの設計・施工方法、安全条件もふくまれている。
これらの規格は、科学技術の発展や生活環境の変化とともに必要に応じて新しく規格をさだめたり、改定がなされている。
JISに関係する規格に、ISOによる規格がある。ISOは国際標準化機構International Standardization Organizationの略称で、世界共通の国際規格をきめている。JISもISOの規格に適合するように改定をすすめている。またISOの規格を翻訳し、技術的内容と規格票の様式をかえないで、さらにもとの規格にはない部分を参考としてつけくわえてつくったJISもある。たとえば、ISO 9000シリーズとよばれる品質管理と品質保証に関しての一連の規格があるが、ISO 9000:1987の翻訳は「品質管理及び品質保証の規格—選択及び使用の指針」JIS Z 9900-1991となり、ISO 9000:1987の翻訳は「品質管理及び品質システムの要素—指針」JIS Z 9904-1991となっている。