墨の濃淡による効果を生かしてえがく絵。墨の描線だけでえがく白描画とは区別する。中国では「墨は五彩をかねる」といわれ、墨色の変化によるモノトーンの世界で鑑賞者に色彩を想起させようとする。表現技法は用筆法と用墨法に限定され、中国人の尊重する「気韻(きいん)」、つまり生き生きとした気品を表出しようとした。