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| II. | 中国 |
水墨画家があらわれたのは唐代(618~907)のことで、呉道玄、王維、王墨らは伝統的な着色画以上に水墨画の芸術性を高めた。その後、宋代(960~1279)には夏珪、馬遠があらわれ、構図や山肌の立体感をだす皴法(しゅんぽう)を定形化した。石恪(せきかく)、梁楷は水墨で道釈(どうしゃく)人物画をえがいた。
元代(1279~1368)には牧谿、玉澗らがでて、墨の特徴を生かした印象的な作風の山水画をえがいた。つづく明・清代(1368~1912)へと中国画壇は水墨画を中心として発展する。水墨画は作者の胸中の表現であることが多く、文学性や哲学性が重んじられるので、士大夫や禅僧にこのんでえがかれた。