埴輪
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埴輪
II. 埴輪の種類

円筒埴輪は筒形で、外側に突帯とよばれる箍(たが)を数本まわし、突帯の間に三角形や円形、方形の穴をあけている。口の部分が大きく外反している朝顔形円筒埴輪は、それらの器台形土器に壺(つぼ)をのせて一体化したものではないかといわれる。形象埴輪は、モチーフによって家形、器財、動物、人物埴輪の4つにわけられる。家形埴輪の場合、屋根が切妻、寄棟(よせむね)、入母屋(いりもや)をとるもの、床は高床式と平床式がみられる。大阪府八尾市の美園古墳出土の家形埴輪は、高床式建物で屋内に寝台をつくりつけてあった。器財埴輪は蓋(きぬがさ)、翳(さしば)、掛け、琴、盾、舟、大刀などバラエティにとむ。動物埴輪にはウマ、ウシ、シカ、イノシシ、魚、水鳥などがあり、馬形埴輪には馬具をつけたものも多い。人物埴輪は座像より立像が多いが、正座して頭をたれる武人像やすわって琴をひく女人像などもみられる。貴族、武人、巫女(みこ)、女官などの支配階級層や首長層に近い人物だけでなく、農民や子守、兵士などの一般民衆も埴輪のモデルになった。ともに6世紀の埼玉県の酒巻古墳や和歌山県の井辺八幡山古墳(いんべはちまんやまこふん)からは、まわしをつけて相撲をとる人物埴輪像もみつかっている。