埴輪
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埴輪
III. 始まりはいつか?

「日本書紀」は、垂仁天皇32年に野見宿禰(のみのすくね)の意見をいれて殉葬者のかわりに土製の焼きものをおくことにしたというが、考古学的には、この説はみとめられていない。円筒埴輪は弥生時代後期(2~3世紀)に岡山県であらわれた特殊器台とよばれる器台形土器が発達したという説が有力で、形象埴輪については弥生時代後期の岡山県の女男岩遺跡(みょうといわいせき)の家形土器や同じく楯築遺跡の人形土製品、福岡県の津古生掛古墳のニワトリ形土器などにはじまるとする説もある。

円筒埴輪は4世紀に生まれ、同時に家形埴輪、蓋、楯など器財埴輪もあらわれる。5世紀になると馬形埴輪や人物埴輪がみられ、6世紀に人物、動物埴輪がもっともさかんにつくられた。7世紀になって前方後円墳がつくられなくなるためか、埴輪も姿をけす。