バイオマス・エネルギー
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バイオマス・エネルギー
III. エネルギー植物(石油植物)

石油の成分に近い液体燃料を抽出できる植物のことで、石油植物ともいう。一般の植物は糖質が主成分だが、この植物は石油とほぼ同じ組成をもつ炭化水素でできているため、抽出した液を乾留すると、文字どおりの代替石油がえられる。

多くのものは茎や枝などの切り口から乳状の液がでるラテックス植物で、利用が検討されている種類には、高発熱量の炭化水素を多く含有するホルトソウ、アオサンゴ、ユーカリ、サイウンカクなどがある。とくにユーカリはひじょうに生長がはやく、世界各地で緑化の目的もあわせて植樹されている。

アオサンゴ1kgからは80gの代替石油がとれるといわれる。またラテックス植物とは別に、ボツリオコッカス・バークレーという藻からガソリンを抽出する研究もある。これはバイオガソリンとよぶべきものだが、抽出プロセスで多量の熱を必要とするなど、実用化のための課題ものこっている。ちなみに、以上のエネルギー植物に対して、従来から菜種油やアルコールなどの燃料を提供してきた菜種、トウモロコシ、サツマイモ、サトウキビなどは、エネルギー作物とよばれる。