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III. 水田の利点

米となる稲は、畑でもつくられ、それは陸稲とよばれる。しかし、米の大半は水田で生産されている。それは、同じ場所での水田の平均収量は畑の倍にもなるからである。水田では、水をいれることによって、微生物の働きが活発になり、土のpHが一時的にあがって、リン酸化合物の溶解度が高まり、また、灌漑水(かんがいすい)からのカリウムの供給量がふえ、稲への養分の供給がよくなる。また、水田は畑よりも除草が簡単で、しかも連作障害(連作)がおこらず、同じ水田で稲をつくりつづけても、畑とはことなり、収量がおちない。耕地がそれほど広くはない日本をはじめとするアジアの諸国で、米が主食としてこのまれてきたのも、水田が連作可能だからである。