向精神薬
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向精神薬
II. 抗精神病薬

おもに統合失調症(精神分裂病)や躁病の治療にもちいられ、精神の興奮をしずめて安定にする作用が強力なことからメジャートランキライザーともよばれる。メジャートランキライザーには、クロルプロマジンをはじめ、ペルフェナジン、レボメプロマジン、ハロペリドールなどがあり、幻覚や妄想をのぞいて攻撃的、衝動的な行動を緩和し、鎮静化させる。

クロルプロマジンは世界ではじめて統合失調症治療につかわれた薬で、神経を刺激するドーパミンという神経伝達物質の受容体をふさぐことによって中枢神経(神経系)と自律神経の働きを抑制すると考えられている。クロルプロマジンの出現によって精神病患者の社会復帰も可能となったが、副作用が多いので最近ではハロペリドール以後の改良薬がおもにつかわれている。