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北野天満宮

京都市上京区馬喰(ばくろ)町にある神社。北野神社・北野天神などともいう。主神として中殿に菅原道真をまつり、東間(ひがしのま)に道真の長男、西間に道真の妻をまつる。

道真が左遷先の大宰府で没したあと、京都では落雷などの異変がつづいた。こうした中、942年(天慶5)、西京の巫女に託宣があり、巫女は自宅内に道真をまつった。同じころ近江(おうみ)の比良(ひら)社の神職の息子にも託宣があり、彼らや北野朝日寺の僧らが協力して、947年(天暦元)、現在地に社殿をつくり、巫女の宅から神霊をうつした。この地には、もともと北野天神とよばれていた雷神の祠堂(しどう)があり、現在も本殿の後ろに摂社北野天神社としてまつられている。959年(天徳3)には、九条右大臣の藤原師輔(もろすけ)が新造の邸宅をうつして社殿とした。以来、太宰府天満宮とともに天神信仰の中心をなし、学問や芸道、農業の神としてうやまわれ、現在にいたる。

権現造(ごんげんづくり)の社殿は、豊臣秀頼が片桐且元を奉行として、1607年(慶長12)に造営したもので、変化にとむ屋根の形から八棟造(やつむねづくり)ともよばれる。本殿、拝殿と「北野天神縁起」は国宝、重要文化財に中門と回廊のほか、数種の縁起などがある。神事は8月4日の例祭(北野祭)、道真の命日2月25日の梅花祭など。