茶道具
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茶道具
IV. 花入

茶室の床の間には花を生けるため花入がもちいられる。花入は、床の間の上におかれる「置花入」、床の間の床柱の釘(くぎ)にかけられる「掛花入」のほか、床の間の天井からつってもちいる「釣花入」などの種類にわけられる。花入には金物(金属製)、焼物、竹、籠(かご)製などの各種がみられる。

金物では中国より移入された古銅とよばれる金属の花入が多くもちいられる。焼物の花入では青磁・白磁などの「石もの」とよばれるものや、伊賀焼や瀬戸焼など通常の陶器で「土もの」とよばれるものがある。

竹の花入には、一重切(いちじゅうぎり)とよばれる、花を生ける窓をひとつ開けたものがもっとも多くもちいられ、床にかけてつかわれる。二重切、三重切という長い掛花入もみられる。これら竹花入を床の間におくときは、丸香台(まるこうだい)とよぶ丸い板をしいてつかう。

また竹の花入は一般に茶人の自作とされる。みずから形をきめてみずから切るか、あるいは職人に切らせるのである。竹花入には、つくった茶人の手によって、花入の「銘」や「花押」が漆書で裏面に書きいれられることもある。