寺院建築
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寺院建築
IV. 中国

中国では、漢代に仏教が伝来した。寺院建築の確認される最古の例は徐州にたてられた浮屠祠(ふとし)で、内部に金色の仏像を安置し、九重の銅槃(どうばん)をたらした楼閣建築であった。のちの仏殿と仏塔の性格の双方をあわせもつものであった。

南北朝時代(魏晋南北朝)には仏教が広く受容され、南朝の建康(現在の南京)や北魏の洛陽には500~1000の寺院がもうけられていたという。洛陽を代表する大寺院の永寧寺(えいねいじ)には中央部南に九重塔、北に仏殿があり、その周囲を多数の僧房や楼観がとりかこんでいた。隋、唐の時代になると、仏塔と仏殿の位置関係が逆転したと思われる。また双塔形式の伽藍も登場したようである。中国の寺院建築は主として木造であったと思われるが、石造仏塔も多く、また石崖に多くの石窟寺院もつくられた。